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われ幻の魚を見たり (1950)

監督
伊藤大輔
  • みたいムービー 1
  • みたログ 6

3.50 / 評価:2件

魚が還って来た日

  • bakeneko さん
  • 2011年11月15日 11時38分
  • 閲覧数 872
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

十和田湖にマスの養殖を根付かせた実在の人物:和井内貞行とその家族の苦闘を描いた伝記的作品ですが、原作も書いた伊藤大輔監督の活劇調の演出と大河内傳次郎の力演に依ってサスペンスフルな語り口になっています。

元来は銀山として繁栄していた十和田湖畔の街に活気を取り戻すために、鯉から始まって様々な魚の定着を試みた、土地の名家である養魚家とその家族の苦労と周囲の人々との交流を描いています。自然条件だけでなく、迷信や宗教団体の妨害等もあった事実も時代を見せていて、数少ない居残り住民の中で友情と協力を惜しまない三島雅夫と山本礼三郎がいい味を出しています。
そして、トレードマークの移動撮影から“イドウダイスキ”と名前を捩られた伊藤大輔監督のクレーンワークやズームを駆使した疾走躍動映像は素晴らしく、大河内の大仰な苦悩演技と共に、(放流した魚が還ってくるのを待つだけの)“実は殆ど動かないドラマ”を何とか盛り上げようと頑張っていますし、夫婦と親子の情愛も細やかに見せてくれます。
興味深い実話&活劇調の苦労譚として楽しめる作品ですが、本作の十和田湖のケースはまだ良いとして、元来の環境の保存等に一慮もせずに、帰化生物を積極的にばら撒いていた時代が有ったことも考えさせられる映画であります。


ねたばれ?
お父さん!勝手に子供の将来を決めても..。

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