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賭博の町 (1948)

SILVER RIVER

監督
ラオール・ウォルシュ
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3.00 / 評価:1件

ダビデ王の罪

  • rup***** さん
  • 2015年4月13日 23時17分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

ラオール・ウォルシュ監督、エロール・フリン主演のコンビによる最後の作品で、あまり出来が良くないという評判を聞いていたのでどんなものかと思っていたのですが、観て納得という感じでした。

物語は南北戦争の最中に始まり、北軍の現金輸送馬車の護衛にあたっていたフリンの小隊が南軍のジェブ・スチュアート(「カンサス騎兵隊」でフリンが演じた役)が率いる部隊に急襲され、逃げ切れないと判断したフリンが南軍の手に現金が渡らぬように火をつけて疾走する馬車ごとすべて燃やしてしまうという活劇シーンが「壮烈第七騎兵隊」を思わせるようなスピード感溢れるタッチで繰り広げられるのは、流石ウォルシュと言いたくなるほど見事です。

ところが、その直後に北軍の味方の部隊が救援に現れあっさりと難を逃れたところから、フリンの機転が全くの裏目に出てしまったことが分かるという急展開に。勝手に政府の金を燃やしたことを糾弾され不名誉除隊となったフリンは賭博場の経営者として第2の人生を歩むことになります。フリンは、銀鉱山の採掘を営んでいるブルース・ベネットの妻アン・シェリダンと出会い、彼女にひそかに思いを寄せるようになるのですが、ここからがまずい。

酔いどれ弁護士のトーマス・ミッチェルが非難するように、フリンは旧約聖書(サムエル記)の中でダビデ王が犯したような卑劣な行為をしてしまうのです。この顛末は、直接的には、グレゴリー・ペックが主演した「愛欲の十字路」で描かれていますが、シャーロック・ホームズ物の「背中の曲がった男」のエピソードでも同様の出来事が発端で事件となり、『デイヴィッド(ダビデ)』というキーワードがストーリーの要となっていたのを思い出しました。

これがあるがために、それ以降のフリンの活躍にも気分が乗りませんでしたし、アン・シェリダンの鈍さやトーマス・ミッチェルのフリンに対するどっちつかずの態度にも終始モヤモヤしっぱなしという残念な印象になってしまった気がします。

詳細評価

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