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宗方姉妹 (1950)

監督
小津安二郎
  • みたいムービー 5
  • みたログ 106

3.91 / 評価:33件

堂々たる女性映画の名作。

  • ogi******** さん
  • 2015年12月3日 21時45分
  • 閲覧数 616
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    • 総合評価
    • ★★★★★

松竹専属のイメージがある小津安二郎監督や田中絹代、笠智衆が新東宝で製作した作品。

姉、節子(田中絹代)の夫、三村(山村聰)はインテリだが失業中。活発な妹、満里子(高峰秀子)と、今は京都に移り住んだ父(笠智衆)が建てた大森の家に三人で住む。

姉は銀座でバーを経営して生活を支える。姉と妹はカメラを真っ直ぐ見て滑舌よく話すが無職でひがみっぽくなった夫は視線を合わせずにボソボソ呟く。

姉は田代(上原謙)にかつて好意を抱いていたが結婚に踏み切れずフランスに留学する田代を見送り三村と結婚。

田代と節子の間にはまだ好意が残っており夫、三村も二人の中を疑っている。

ドロドロした三角関係になりそうな物語なのに高峰秀子の明るさで決して暗くならない。

とうとう三村と節子は離婚という決断を下す。

三村が泥酔の上自殺にも思える死を迎える。節子は三村から求婚されるが、そんな気持ちにはなれないときっぱりと別れる。萬里子にそれを告げる田中絹代の表情は晴れ晴れとしているようにも見える。

節子を「因習に囚われた姉」と書いている文章もあるけど、私はこれは「義理」ではないかと思った。一度は夫として迎え入れた三村に仕えた自分の人生を無かった事にする事は出来ないという自負心なのかも。

堂々たる女性映画の名作。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 切ない
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