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雪夫人絵図 (1950)

監督
溝口健二
  • みたいムービー 2
  • みたログ 38

3.31 / 評価:16件

女性性の映画

  • 文字読み さん
  • 2007年3月12日 0時06分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

やはりラストの芦ノ湖の靄の中を歩く小暮美千代がすばらしい。「魔物」としての「女性性」を誰にも共感されずに一身に背負ってしまう小暮の死への彷徨。まるでロッセリーニ「ストロンボリ」のよう。

1950年といえば日本は占領期。民主主義とか封建主義とかが男女関係について意味を持っていた時代。貴族の没落も重なって幾重にも不幸な女性の物語。小暮の艶かしい姿態と芦ノ湖周辺の山々の滑らかな地肌が重なる。小暮が常にふらついているのはいいとしても、理屈ばかりで何もしない上原謙(サイアク)が、小暮に泣きつかれてふらつき、いわゆる女座りになってしまうところがうまい。さすが溝口監督。「女性性」は女性にだけあるわけではないのだった。

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