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女の中にいる他人 (1966)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 1
  • みたログ 78

3.41 / 評価:27件

悪女も賢女も,女って怖いね~

  • bakeneko さん
  • 2012年11月8日 8時12分
  • 閲覧数 761
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

エドワード・アタイヤの推理サスペンス「細い線」の舞台を日本に置き換えて,成瀬巳喜男が監督した作品で,犯罪推理よりも人間心理に重点を置いた描き方となっていて,主人公&その妻&友人の三者の煮詰まっていく心の動きに注目する“心理サスペンス”であります。

成瀬が推理サスペンスを映画化した珍しい作品ですが,直ぐに犯人が自供しますので“犯罪もの”としては物足りない作劇となっていて,謎解きや犯人逮捕のサスペンスを見せるのではなくて,“起きてしまった犯罪に如何に対応するか?”が焦点となって来る―“心の動きと決断の行方を見届ける”作品となっています。そういった面では,いつも登場人物の心理の動きを絶妙に演出する成瀬の手腕を堪能できる作品で,主人公:小林圭樹&その妻:新玉三千代&親友:三橋達也の三人は見事な演技で物語に説得性を与えています(特に貞淑な妻&賢母を演じる新玉の表情の豊かさや,温泉地での(せせらぎの石から石に跳び移る)和服での闊達な動きには見とれてしまいます)。
罪を犯した者の逼迫していく心の動きを描いて「ウッディ・アレンの重罪と軽罪」等も連想させるお話で,丹念&緻密な作劇による事件の展開から最後の決着まで目が離せない緊迫したドラマであります。


1,爽やかバーテン役に若き日の黒沢年雄が出ていますし,長男役は,ウルトラマン「怪獣殿下」やウルトラセブン「闇に光る目」に出ていた名子役:稲吉千春くんです。
2,いつも思うのですが―“ちょっとした遊び心だったんだ,愛しているのはお前だけだ”って言い訳は現実では全く通用しませんよね!(相手に思考能力が戻るのは手加減なしでボコった後です)。

詳細評価

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