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女の中にいる他人 (1966)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 1
  • みたログ 78

3.41 / 評価:27件

新玉三千代の妖艶な雰囲気に酔う…

  • 奥田映二 さん
  • 2013年1月14日 14時38分
  • 閲覧数 921
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

これもあらすじやキャストなど事前の情報を抜きにして鑑賞した。
何でこれを借りたかという事も頭からすっかり抜けていて、後で成瀬作品だからというのを思い出した。

1966年かあ、もっと古い様な感じ。
小林桂樹に三橋達也……加東大介にひょっとして黒沢年男か、若いな…ん?新玉三千代かあこの頃の日本の女性の美人の代表的な雰囲気ってこんな感じなんかなー
今はもっとバタ臭いのがモテるから…

しかしこれを観ながらそして観終わってから、事前にあらすじを知らずに観て良かったと思った。
でなきゃ最後まで観たかどうか(笑)。

外国人作家が原作というのは最初のテロップでわかったけど、それもあってこの映画はてっきりサスペンスだと思ってしまった。
もちろんある種サスペンスではあるが、つまり小林が実は犯人では無く真犯人が他に居ると思い込んでしまっていた為に、最後までそれがいつ明らかになるんだろうかと引っ張って観た、というわけ。

本当はこの新玉三千代扮する奥さんが真犯人ではないのか?
つまり主人の小林が親友の奥さんと不義密通していたのを知った新玉は、証拠を掴んでやろうとふたりの愛の巣のアパートを突き止め現場に踏み込んでやろうとしたが、そこには小林は既に居なくて、寝ているか朦朧とした三橋達也の奥さんの若林映子が居た。
そこで新玉が手を掛け絞殺…じゃあないのかなあ?

途中でも、ふむふむ成程首絞めごっこをして恍惚感を得ていた若林だから小林は間違って殺してしまったと思い込んで居たが、実は…奥さんが

いや若林の主人の三橋が怪しいかも、女房の不倫現場を押さえてやろうとアパートに行ったが出ていく小林を見てしまい我が目を疑う。
そして部屋に入るとぐったりした若林、そうかこいつらはこんなプレイを楽しんでいやがったか!と頭にカーッと血が昇り若林を絞殺。
そして何食わぬ顔をして見かけたふうにして小林に合流…

そんなことばかり考えていた。
それが為に、いつそれが白日の下に曝されるのだろうか?
とミスリードしたままでラストの10分前まで期待をして観ていたというわけ。
テレビの二時間ドラマの乗りでね。

よく考えたら自分の夫や妻が浮気していたと、まあこの設定では二十年来の親友ということなのでそこで怒りも半端ではなく…というのがあるかもだが、通常そんなこと位で人を殺めないよなーと後から思う。

しかしこれも新玉さんがいかにも意味ありげな存在感を示すからで(あのラストでは無論存在感示してなきゃね)もある。
この人は高貴な品格のある、清楚な貞淑なって感じに見えるが、それでありながらこの新玉三千代という女優は妙な妖艶な色気がある。
痩身でふくよかで無いが細身の身体が逆にエロい気がする。
品があって清楚だからこそ、そういう妄想をしてしまうのかもしれないのだが。

という訳で、最初からネタバレだったらちっとも面白くなかった作品でしょうな。
見所はストーリーだけでは無いのは判っているが、成瀬演出や各人の演技の妙を見ても尚
こんな映画では流石にちょっとね。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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