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沓掛時次郎 遊侠一匹 (1966)

監督
加藤泰
  • みたいムービー 6
  • みたログ 72

4.32 / 評価:37件

渡世の義理とは

  • kin******** さん
  • 2019年11月28日 10時14分
  • 閲覧数 584
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

一宿一飯の義理で命も捨てる、これが本当なら渡世人とはなんと、浮世離れした絵空事の中に生きる人種かと思う。だから、そろばんが弾ける錦之助は平気でその義理を辞退する。渥美清は馬鹿正直に義理を守り、命を落とす。
 このエピソードは前フリで、ラストで錦之助は義理のためでなく、愛した女を救う金欲しさで出入りに加勢する。この構図はさすが長谷川伸でよく出来ていると思う。が、途中で渥美清から池内淳子のエピソードに移るかったるさは残る。本当なら、池内淳子の登場はもっと早くしたいところ。

 池袋文芸坐加藤泰特集で「瞼の母」と併映での鑑賞。どちらも錦之助が演じた主人公がヒトヒネリしてあることで、観客を引きつける。
ヤクザにしては温かく思いやりがあり、母を慕って金を貯めている男
ヤクザにしては理知的で冷静な計算をするが、人間的感情を捨てきれない男
 両作とも今となっては古くなってしまった股旅ものだが、本質のところでは古くならないドラマを見せてくれる。

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