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ひき逃げ (1966)

監督
成瀬巳喜男
  • みたいムービー 5
  • みたログ 33

3.75 / 評価:12件

大変失礼ながら(って誰に?)

  • iz さん
  • 2010年3月28日 9時46分
  • 閲覧数 589
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

レビューの順序は違ってしまいましたが、成瀬作品7作目です。
成瀬監督のはなるべく古い順に見ていて
現在1952年まで来たのですが
これだけ66年の作品、先に見ちゃいました。
かなり新しいですね。


しかも私にとっては初のサスペンスもの。
子供を金持ちの奥さんにひき逃げされて失った貧乏人の母親が
その金持ちの家に家政婦として取り入り、
そこの息子に復讐を企てる・・・というお話です。


率直なところ、
昔の邦画で成瀬巳喜男監督と増村保造監督の作品を
ずっと平行してみている私は
「あれ?これ増村作品だっけ?」と思っちゃいました^^;;
両方のファンの方、どうぞご容赦ください・・・


成瀬作品をまだ中盤までしか見ていないのですが
その頃までの成瀬作品にはない、
ドラマティックな展開といささか大仰な演技が目立つ作品なのです。


金持ちの奥様は司葉子。
超絶美人でお金持ちのちょっぴりわがまま奥様の雰囲気ぴったりです。
対しまして復讐を企む庶民の奥様には高峰秀子。
復讐を誓う顔はギラギラしていて
今まで見たことのない高峰さんを見せてくれます。


この作品の見所は、復讐を誓ったものの
我が子と変わらない年の金持ちの息子を目の前にして
情が湧き復讐をためらう、その心の葛藤だと思うのですが
このあたりはもうちょっと深く掘り下げてほしかったなと思いました。


話の筋からして絶対に悪いのは金持ちの奥様なんだけど
後半から貧乏な奥様のほうが悪者に見えてきちゃう。
家政婦として家に入ったとたん、嘘八百で奥様を追い詰めますからね。
かといって、金持ちの奥様の言うことは所詮金持ちの戯言といいますか、
自己中心的でとうてい共感できません。
結局は本来心の中のその苦しみを推し量りたくなるはずの貧乏な奥様に
共感できなかったのが原因かも。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
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