ここから本文です

座頭市の歌が聞える (1966)

監督
田中徳三
  • みたいムービー 2
  • みたログ 50

4.13 / 評価:16件

逆光で魅せる殺陣が圧巻

  • fab***** さん
  • 2010年7月19日 21時21分
  • 閲覧数 497
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

GyaO!の昭和TVで久しぶりに観ることができたのでちょっと感想を。

座頭市の魅力はなんといっても壮絶な殺陣にあるだろう。
今作の撮影はあの宮川一夫氏とあって、ぜひ殺陣シーン全体の映像美に注目して観たい。

近年、映像美という言葉は鮮やかな色彩をもつ映画に使われることが多いように思われるが、この映画の殺陣はシルエットで観る者を魅了する。それもあえて引きでの撮影で、殺陣全体を一枚の影絵のように見せているところがすばらしい。
一瞬の静寂のあと勝新のシルエットが二度三度翻ると、悪党どもが折り重なって倒れる。そんな今作の殺陣では迫力だけでなく、作品全体を包む切なさが感じられた。

市は一貫して人を斬ることに消極的で、それがシリーズ全体の魅力なのだが、今作でも斬りたくない理由がいくつもある。さらに琵琶法師の言葉も市を惑わせる。
それでも、市は斬らねばならない。
そこに苦悩する一人の人間としての市の魅力があった。

やっぱり勝新の座頭市が好きだなと改めて感じられる映画でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ