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三等兵親分 (1966)

監督
瀬川昌治
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3.33 / 評価:3件

喜劇人が総結集しても軍隊生活は笑えない…

  • bakeneko さん
  • 2018年1月31日 7時38分
  • 閲覧数 69
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

太平洋戦争に呼集された雑誌編集者の主人公:江原真二郎が予備役として訓練される内務班で知り合う、元ヤクザの親分:遠藤辰雄、サーカス芸人:山城新伍、占い師:由利徹、運転手:関敬六、警察官:田中春男、スリ:小島慶四郎との交流と友情の締結を、執拗な上等兵達(八名信夫、沢彰謙、佐山俊二、山浦栄、南利明、南道郎、滝島孝二)のいじめや不自由な軍隊生活の中に活写してゆく“軍隊もの” で、他にも春川ますみ、ミスター珍、田中邦衛、大泉滉 、玉川良一、三遊亭歌奴、笠置シヅ子らも顔を見せています。

喜劇人たちが総出で喜劇的なモチーフにして“軍隊内苛め”の描写をマイルド化しようとしていますが、「二等兵物語」「兵隊やくざ」「陸軍残虐物語」 でも語られている二等兵の悲惨な境遇は笑えないもので、「フルメタルジャケット」の前半部でも活写された―“様々な人間の個性を潰して一つの型に押し嵌める”という軍隊の本質が浮かび上がってきます。
前半の喜劇モチーフは空回りしていますが、終盤の“二等兵達の協力による主人公の窮地からの救出”では(非現実的ながらも)漸く軍隊上層部に一矢報いるカタルシスを用意している作劇となっていて、特に他の東映映画では脇役として出演時間が短い、やくざの親分役の遠藤辰雄は副主役として代表作といって良い熱演を見せてくれます。

パワハラやブラック企業といった表現が生ぬるく見えてくる、軍隊生活の実際を喜劇のオブラートに包んでかなりマイルドに描いた作品ですが、“やはりこの時代には戻りたくないなあ~”という気分にさせられますよ。

ねたばれ?
よく観ると歩哨の一人には谷啓がゲスト出演しています。

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