陸軍中野学校
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

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作品レビュー(15件)

悲しい14.6%かっこいい14.6%知的14.6%勇敢12.5%切ない12.5%

  • le_********

    5.0

    優れた脚本とキャスティングが奏功

    監督:増村保造、脚本:星川清司、撮影:小林節雄、編集:中静達治、音楽 :山内正、主演:市川雷蔵、加東大介、小川真由美、1966年(昭和41年)、96分、配給:大映 1938年10月、三好次郎陸軍少尉(市川雷蔵)は、所属する連隊で草薙中佐(加東大介)の訪問を受け、次々と質問を浴びせられる。一週間後、三好は、陸軍省に出頭せよとの極秘命令を受け、母と許嫁の布引雪子(小川真由美)には出張と偽って東京に向かう。 翌朝、三好をはじめ18人の若い陸軍少尉は、靖国神社参拝後、九段下のバラックに集められる。草薙は、1年間のスパイ教育と、軍服着用や軍隊用語の使用禁止、家族や友人・恋人との接見・交際・交信禁止、を命じる。草薙は、陸軍士官学校出身の純軍人で構成された参謀本部とは違い、世間離れしていない優秀なスパイを養成すべく、陸軍予備士官学校出身者である彼らを集めたのである。そこで様々な訓練を受け、講義を聴いたが、その後彼らの本拠は、中野電信隊跡に移った。ここでは、諜報において必要な技術、変装、ダンス、刑務所から借り出した金庫破りによる錠前の開け方、生理学者による女体の性感帯の知識にいたるまで、スパイとして必要なさまざまな知識・技術を習得していく。 一方、音信不通の三好の居場所を尋ね歩くうち、陸軍参謀本部の前田大尉(待田京介)と知り合いになり、参謀本部の暗号班に、タイピストとして勤務することになる。そこで働くうちに、三好の消息を知ることができるかもしれない、と考えたからであった。・・・・・・ 三好という男の生きざまやスパイとしての成長ぶりを、陸軍中野学校の誕生から帝国陸軍の一機関となるまでの経緯や、中野学校と参謀本部の対立までを絡めて描いた脚本がすばらしい。三好が訓練を受ける過程では、18人の生徒らの集合しているシーンが多いが、三好にほとんど語らせず、周囲の生徒に台詞を預けることで、三好の心中を観る側に推察させていく演出もよかった。 言わば、スパイ養成物語なので、美しいシーンや屋外シーンなどはあまりないが、三好と雪子の関係がもう一つの軸に置かれており、二つの軸を揺れるという脚本の基本が確固としているので、退屈を感じない。冒頭に、三好と母(村瀬幸子)、そして雪子のシーンを置いたことで、<前置き>の重要性を熟知していることがわかる。 スパイとして成長した三好が、事実上、英国のスパイとなった雪子に対し、かつての恋愛感情などは全く消え、スパイが売国奴を殺すという図式に変化していることで、三好のスパイとしてのプロ化と同時に、三好がそこまで冷酷な人格に変貌を遂げていることに、任務とはいえ、恐ろしさを覚える。このあたりの市川雷蔵の表情の変化や抑えた演技はみごとだ。 どちらかと言えば喜劇風味の加東大介、早川雄三、ヤクザ映画で有名な待田京介を、軍人役に起用しているところもキャスティングとして成功している。小川真由美も、珍しく清楚な役回りだなと思いきや、ラストではベッドシーンでの出番となった。

  • bar********

    5.0

    ネタバレ歴史的厚み

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yok********

    4.0

    冷酷だわ。

    純真で冷酷なスパイの役が市川 雷蔵氏にぴったりで惹き込まれた。 小川真由美さんも美しい。

  • jir********

    3.0

    良い脚本

    スパイ学校の授業風景などを延々と見せられ「これがどう物語になっていくのかな?」と見ていたら、次々絡み合って行くストーリーに舌を巻いた。 取ってつけたようと言えばそれまでだが、婚約者との悲運な運命の翻弄に目が釘付けになった。 そして、それより気になったのは、草薙中佐が生徒たちをスパイ活動に引っ張りこむ文句 「日本の陸軍が一番悪いからそれを倒そう!」と。 やっぱ、日本の軍隊って悪かったんじゃんと認識させられた、後政府の上層部は植民地拡大と戦争での手柄しかかんがえていない、とも 実際はどうであれ、当時の認識はこうだったんだなと思った。 今は当時を知らない人たちの異様な愛国心が叫ばれているのでちょっと冷静になろうぜ、と。 エリート集団なのに狂気に走っていく様も面白かった。 やっぱ高すぎる理想とかは持たずに程ほどが良いよね、手段がおろそかにならずに済むから。 ちなみに笑った箇所が一つだけあって、女性の体の喜ばせ方の授業風景で教官が 「女性の性感体は首、耳筋すじ、脇、そしてもちろん・・・」 と、いうと画面がさっと変わる所。 その続きは野暮だぜ・・・?といったニュアンスなのだが、こっちからしたら男の教官の口からのそんな話し聞きたくもないよ(笑)、と。 ちなみに戦争が終わったと知らずに一人戦い続けてきて30人あまりを殺していた小野田さんは陸軍中野学校出身で、それで当時話題になった映画らしい。

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ日支 両軍交戦

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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待田京介前田大尉
E・H・エリックオスカー・ダビッドソン
加東大介草薙中佐
村瀬幸子三好菊乃
早川雄三岩倉大佐
三夏伸手塚(中野学校生)
仲村隆杉本(中野学校生)
井上大吾甲斐(中野学校生)
森矢雄二久保田(中野学校生)
九段吾郎宮木(中野学校生)
喜多大八森(中野学校生)
佐山真次浜田(中野学校生)
南堂正樹中西(中野学校生)
河島尚真高山(中野学校生)
ピーター・ウィリアムスラルフ・ベントリィ
守田学連隊区司令部係官
伊東光一中野学校教官A
杉森麟中野学校教官B
夏木章中野学校教官C
飛田喜佐夫中野学校教官D
中条静夫中野学校教官E
小山内淳中野学校教官F
大橋一元中野学校生
加川東一郎中野学校生
宗近一中野学校生
佐伯勇中野学校生
山上友夫中野学校生
山根圭一郎中野学校生
後藤武彦中野学校生
佐原新治中野学校生
伊達正金庫破りの名人
花布洋クリーニングの店員
原田?佐倉連隊中隊長
中田勉佐倉連隊准尉
高村栄一警視庁捜査係長
隅田一男ダンス教師
春本泰男李思明(コック)
志保京助原口(洋服屋)
武江義雄バーテン
橋本力憲兵少佐
小杉光史新派の女形
新宮信子伯爵夫人
三島愛子芸者A
穂高のり子バーのマダム
松村若代ラルフ邸炊事婦

基本情報


タイトル
陸軍中野学校

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-