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骨までしゃぶる (1966)

監督
加藤泰
  • みたいムービー 4
  • みたログ 19

4.20 / 評価:10件

良い子にしていないと汐路章が来るよ~

  • bakeneko さん
  • 2013年5月10日 7時08分
  • 閲覧数 879
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

身も蓋もない凄い題名が付いていますが、明治の後半(三十年代)の洲崎遊郭を舞台にした“女郎群像劇&脱出サスペンス”の佳作であります。

東映の御姫様女優:桜町弘子、宮園純子、久保菜穂子のおひいさまイメージを逆手にとった役柄のギャップと、曲者俳優:三島雅夫(粘着質因業親父)、三原葉子(自己中凶悪女将)、菅井きん(お歯黒やり手婆)、遠藤辰雄(付和雷同役人警官)、汐路章(恐怖の人買い怪人!)の大怪演との対決が愉しめます。
松竹などの“女工哀史”や“女郎もの”では、静かなウエットに沈みがちな題材ですが、そこは東映!、劇画チックなレベルまでディフォルメされた悪人VS自我に目覚めた女郎の衝突が、明治の世相や日露戦争の足音などもバックにしてダイナミックに展開します。

“賃金労働は形を変えた奴隷制である-マルクス”を地で行く-悪辣な置屋制度のからくりで観客にストレスを溜めた後に、それぞれの女郎の自由への足掻きが活写される-東映お得意の「網走番外地」等の“収容所もの”の女性版とも観ることの出来る作品で、クライマックスの“足抜け”のサスペンスは一級の脱出サスペンスを愉しませてくれます。

“女郎買い”の男たちの様子も泥臭くもユーモラスに活写されていて、男性観客はその滑稽な心理に少なからず共感しつつ、ヒロインの成長と大脱走計画の顛末を息を詰めて見つめる映画であります。


ねたばれ?
1、御泊りの翌朝、膝を手当てしているのはどうしてかと言うと…(疑問に思った人は大人のおとこのひとに訊いてみよう!-わっ私は何の事だか…見当もつきません)

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