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続・酔いどれ博士 (1966)

監督
井上昭
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5.00 / 評価:3件

水銀 コバルト カドミウム♪

  • bakeneko さん
  • 2015年9月24日 22時06分
  • 閲覧数 303
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

勝新太郎扮する無免許の無頼医師:ギョロ松こと大松伝次郎が活躍するシリーズ第2弾で、廃液まみれのドブ河に隣するスラム街で、新機軸の売春機構に医療クリニックの口実として雇われた主人公が、街を毒する闇売春&ドラッグ喫茶を一掃する活躍を、劇画チック&アングラ的な演出で見せていきます。

単純明快な熱血譚だった一作目から路線変更して、スラム街の売春&ドラッグ勢力の蔓延と勢力争いに、赤線が消滅した反動で性産業が暴走していた日本の状況をカリカチュアライズして見せていく風刺劇的な作品となっていて、政治の衆愚現象や悪化しつつある公害問題や地域格差&ベトナム戦争の影響も盛り込まれています。

春川ますみ、清川虹子、荒木一郎らが持ち味を生かした怪演を競っていますが、中でもこの年デビューした樹木希林(23歳)が悠木千帆の名前で理論派の作家志望の助手役で出演しています。なかなか可愛いのにも驚かされますが、後年のトレードマークである低い声ではなくて通常の発声で喋っています(中村玉緒や天津敏も若い頃やデビュー期には普通の声で話していましたよね!)。

公害と人間の欲望を象徴する“ドブ河”や若者のドラッグパーティーの様子(何故か魚の帽子を被っていて“さかなくん”みたいです!)に、シュール&サイケな世相を反映させていて、全編を覆うバッハの音楽と、活劇から浮きまくった映像による現状批判は「ゴジラ対へドラ」も連想させますよ!

ねたばれ?
散髪屋と医療機関が一緒の建物内って、近世ヨーロッパの医療施設みたい!

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