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スチュアート・リトル (1999)

STUART LITTLE

監督
ロブ・ミンコフ
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  • みたログ 1,731

3.22 / 評価:218件

人道主義と養子

  • kinchan3 さん
  • 2013年8月24日 23時06分
  • 閲覧数 1444
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 ヒューマニズムというと人文主義で、ヒューマニタリズムが人道主義だという。
 この映画は10数年前にエアフラの機内で観た。
 内容は少し違っているように思えるが、どうでもいいことだ。

 信じられなかったのは、養子をもらいにいって、というか、一人でも実子がいれば、日本では養子をもらわないものだが、たまたま会ったネズミを養子にする話だ。
 初めて観た時はのけぞった。
 キリスト教では人間と動物と自然の境界がはっきりしていて、交わらないものだと思っていた。
 もちろん、童話ではカエルになる王子というのが当たり前だが、大人の物語では少ない。
 日本では動物と結婚する話などいっぱいあって、遠野物語でも馬と結婚する話がハイライトだ。

 この映画を観た後、考えた。
 マドンナやアンジーはたくさんの養子を貧しい国からもらっている。
 実子がいようといまいと、もらう。
 この映画の2では妹が生まれてしまう。
 もう子どもが生まれないという家庭でもなさそうだ。
 僕が典型的な日本人だとは思わないが、日本人なら異文化の子どもを受け入れて後でややこしくなることは避けるものだと思う。
 まして、莫大な遺産が遺るのに、実子と争わせたくはない。
 親の責任というのは日本とは違うかもしれないが、知らない子どもが事件を起こしたらどうする?
 しかも、子どもを買っているという批判があって、これに対して莫大な寄付をして批判を防いでいる。
 逆にいえば、金で買っていることをより証明していることになる。
 
 信じられないのだ。
 世間が狭い僕には。異文化に理解がない自分には。

 もしかしてと、この映画を観て思った以下のことは読まないでほしい。

 養子をもらうことはペットを飼うこととアメリカ人にとって、あんまり違わないのではないのか?
 子どもは自分の思い通りになると思っているのだろうか?
 これもよく分からない。映画ではそうじゃないという映画が多いのだから。
 
 養子をもらうことがネズミをもらうことと違和感がないとしたら不思議だ。

 もちろん、このネズミは障がい者を養子にする比喩だという評を書く人もいるのは知っている。
 障がい者を養子にすることだって、僕にはとっても傲慢に思える。
 自分はそれほどの人間性をもっているのだという誇示なのだろうか。
 それだとまるで、自分の財産の破壊まで行ってしまうポトラッチと変らない。

 マスコミからの批判を覚悟しても養子にもらう。
 しかも、その子でなければならないという絶対的な理由も感じられない。
 アメリカの戦争で孤児になった子どもという訳でもない。
 たまたま行った国の、たまたま出逢った子どもを養子にする。
 
 養子のもらわれる親にも問題がある。
 後から権限を主張するかもしれない。ハーグで提訴なんかしそうだ。
 いきなり自分の子どもがセレブに取られたら、悪い親でなくても抵抗したくなる。

 この映画の原作を読んだ時にもっとのけぞったことがあったと思う。
 忘れたのか、忘れたかったのか、思い出そうと思っても思い出せない。

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