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ドグマ (1999)

DOGMA

監督
ケヴィン・スミス
  • みたいムービー 42
  • みたログ 502

3.25 / 評価:105件

少年の心で作ったバチあたり

  • あげまき さん
  • 2009年3月13日 0時12分
  • 閲覧数 767
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

このバチあたりな設定。(笑)
やっぱりケヴィン・スミスは面白い。

よその宗教は知識の乏しさもあるので、素人がその辺(宗教)を語るのは墓穴を掘ってしまいそうなので、よすとして。
ある種ファンタジー的な、爆笑「しない」コメディになっています。

キリスト教団体からの批判も多かったらしい本作。
いろいろ意見もありましょうが、オープニングの長ったらしい言い訳が愛らしいので許してほしい、愛と寛容で。



監督・脚本のケヴィン・スミスの語り口には、彼らしい人間味があふれている。



まあひとつ、ストーリー進行になんだかしまりがない、特に後半。
ただ、前半はなんだかすごくわくわくしたし、キャラ設定も冴えている。

追放された天使ベン・アフレックとマット・デイモン。
キリストの末裔と言われた中絶クリニックの女医、リンダ・フィオレンティーノ。
神の声を代弁する天使、アラン・リックマン(しぶい…でも下半身まるだしなんて…)。
預言者(!!!)ジェイ&サイレント・ボブ。
13番目の使徒クリス・ロック。「キリストは○○だったんだぜ。」
地上でメガネっ娘ストリッパーとして働くミューズ、サルマ・ハエック。
堕天使アズラエル、ジェイソン・リー。
そして神様。

ウンコの怪物も出ます。おえ。
まさかの大殺戮大会もあります。

末裔・リンダ・フィオレンティーノの、もそもそっとしたしゃべり方(声が小さいぞ)と、なげやりな表情も演技もなんだかすごく好き。
上級天使アラン・リックマンはニヒルな中に、おバカ要素あり。
サルマ・ハエックは乳でかいしなにより可愛い。
脇を固める人たちがいいので、ベンとマットのコンビがかすみ気味。



さて、全体的につめが甘いというか、
後半になるにつれ増すグダグダ感。
テンポは悪いわ特撮はへなちょこだわ、どうなってんの。

特に特撮。いやー、味っちゃあ、味なんだけど。
大きな翼を付けたアラン・リックマンなんつう、オジ萌えキュン死しそうになるようなビジュアルを
なんでそんなに安く作り上げるだ。
裂いたシャツの下に見えた銀色の鎧に、ベン・アフレックが初めてかっこ良く(失礼)見えたのに、
なんでその後が死ぬほど安いのだ。
予算が無いなら、変な特撮無理に使わないで、キャラ設定だけで話を通しても、
ケヴィン・スミスだったらうまく作れたんじゃないの?

とはいえ、どうしても嫌いになれないこの映画。というか大好きです。
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』の時も思ったけど
なんでこんなに楽しいんだろうなぁ。
映画に関する小ネタが楽しいとか、キャストや設定が繋がってるってのもあるけど…。
ヲタが嗅ぎ付けるヲタのにおいというのか…。

なんだろうなあ、ってよくよく考えたら、小学生の男の子たちが若気の至りで書きあげちゃうような、荒唐無稽なファンタジーもどき。(あ、それって『20世紀少年』?)
ケヴィン・スミス監督、それを大事に大事に育てて、映画にしちゃたのが『ドグマ』なのかもしれない…。
そう思うと後半の、ほつれた始末の悪さも納得できる。
できれば、あと10年ぐらい熟成させてから、もう1回セルフリメイクしてほしい、切に。

 ※おなじみジェイ&サイレント・ボブは今回出過ぎ。味の素効き過ぎの料理みたいになってる。




ネタバレになるので詳しく書かないけど。
アラニス・モリセット。
なんであんた? ←それしか頭に浮かんでこなかった(笑)。

でもエンディングの曲「Still」(byアラニス・モリセット)、すごく好きです。

詳細評価

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音楽

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