評価困難、でも好きなんだなぁ
- tomitan さん
- 2010年8月2日 4時38分
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- 総合評価
だから、高得点。
別段、カトリック信者さんにケンカ売ってるわけじゃないです。
自分的には「銀河ヒッチハイク・ガイド」的な作品。
なんて言うか、世界観を根底から覆してくれた、っていうか・・・
一番のお気に入りのセリフ。
司教さんの言った、「タバコと一緒で、若いうちから覚えさせないと」。
新しい信者を獲得する戦略なのですが・・・
そう言えば、小学校の帰りキャンペーンのお姉さんに、
「おとうさんに渡してね」と、タバコとライターのセット貰いませんでした?
もちろん、自分たちで消費しましたけど、ね。
あれって、某会社の販促(販促)キャンペーンだったんですね。
つまり、マイ ファースト タバコ。
ターゲットはお父さんでなくって、小学生!!!
なんてこと、妄想しながら見てましたよ。
で、何気に豪華な俳優さんたち。
ミューズことセレンディピティ役サルマ・ハエックは、独身だから妻じゃない「デスペラート」に出演。
13番目の使徒ルーファスなんて、マダガスカル1&2のシマウマのマーティですよ。
預言者の二人は、「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」で主役を務めた方々。
熾天使[してんし](セラフィム)ことメタトロン役アラン・リックマンさん、ダイハードで大分(注)ハードな役。
注:おおいたと読むと大痛。意を汲んで、「だいぶ」と読んでほしい・・・
しかも、○○役のアラニス・モリセットさんって、歌手ですよ歌手。本作のエンディング「Still」は彼女。
これはとても重要なポイント。
○○役のアラニス・モリセットさんが歌うからこその歌詞、その意味噛みしめなくては天罰が下ります。
全体的には暴走気味で、お下劣なセリフ炸裂の下等な作品。
でもその実、神はなお愛に溢れ慈悲に満ちている、そんなことが分かる作品。
キリスト教を知り、映画を多く知るともっと楽しめる作品なのでありました。
ここから、強烈なネタバレ。
良い子は読まないでね!
神からの罰で地上へ追放された、二人の天使ロキとグリゴリ。
聖ミカエル教会のグリック神父が、信者獲得の切り札として設置した人々の過ちを許す門(ゲート)。
ロキとグリゴリは許しの門を通り、罪を許され天上界へ戻ろうと画策する。
しかし、2人を罰した神は間違っていたのだろうか?
唯一の真実「神は過ちを犯さない」。
この真実に矛盾が起こるとき、地上界も天上界もすべての世界が崩壊してしまう。
世界の危機を救うべく、メタトロンは神の末裔にロキとグリゴリの愚行の阻止を、依頼するのでした。
でさぁ、作品にもあったけど、ロキとグリゴリさん天使の翼(ブラじゃないよ)を取って、人間になって罪の許しを乞うわけだよね・・・
でも、神が罰したのは天使な二人だから、人として許しを乞うても無意味。
だったら、なーんも起こらない!が正解なのではないかな??
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