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ドグマ (1999)

DOGMA

監督
ケヴィン・スミス
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  • みたログ 501

3.24 / 評価:104件

糞便の化身のおぞましさ…

  • 一人旅 さん
  • 2017年3月21日 15時16分
  • 閲覧数 980
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ケヴィン・スミス監督作。

天国への復帰を狙う堕天使コンビと、それを阻止するため奔走するキリスト末裔の女堕胎医の姿を描いた宗教ファンタジー。

アメコミオタクで知られるケヴィン・スミス監督による“ヴュー・アスキューニバース”シリーズの第4弾。シリーズの中では第1弾『クラークス』(1994)しか鑑賞していないが、ストーリーの直接的な繋がりはないので鑑賞上特に問題ない。登場人物は作品間で重複している部分があり、『クラークス』に登場した無口な男“サイレント・ボブ”が本作でも預言者役で再登場する。ちなみに、演じているのは監督のケヴィン・スミス本人。

コンビニバイトくんの不運な一日を描いた日常映画『クラークス』とは対照的に、本作はファンタジー色&宗教色が濃厚な異色作。遠い昔に神に逆らったことにより天国から追放された堕天使バートルビー&ロキ。ある日、ニュージャージーの教会のアーチをくぐれば天国へ復帰できると知った二人は、長らく住んでいたウィスコンシンを離れ、教会のあるニュージャージーを目指す。仮に二人が天国に復帰すると、全ての存在が無になる=世界が消滅してしまうため、大天使メタトロンに説得されたキリスト末裔の女堕胎医ベサニーは二人の企みを阻止するため預言者コンビを引き連れニュージャージーへと向かう…という“天国復帰を狙う堕天使コンビVS世界の破滅を阻止すべく奔走する女堕胎医”の攻防を、裏で堕天使を操り神への復讐を図る悪魔アズラエルの陰謀や、堕胎医の味方につきサポートする使徒ルーファス&芸術の女神セレンディピティとの交流を交えながら描く、《天使・堕天使・預言者・使徒・神・悪魔》キリスト教世界の住人総出演の狂騒譚。

神への信仰を喪失した堕胎医の信仰心の回復、堕胎を巡る是非、16世紀の贖宥状を彷彿とさせるカトリックの旧態依然の姿勢など宗教的な“真面目”なテーマが見え隠れする内容だが、全体的には宗教そのものを茶化したような作風。『処刑人』(1999)的ノリで銃をぶっ放して悪人を皆殺しにする堕天使、イエスが磔にされたゴルゴダの丘で生まれた強烈な悪臭を放つ“糞便の化身”、チャーミングで親しみやすい存在として描かれる女の神など、やりたい放題の自由な発想が独創的。

比較的低予算映画ながらキャスティングもやたら豪華で、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)でアカデミー脚本賞を受賞したベン・アフレックとマット・デイモンが堕天使コンビを好演。大天使メタトロン役は『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生でお馴染みのアラン・リックマン。本作では服に付着した血を神様のドレスで拭うという失礼千万な怪演を魅せる。使徒ルーファス役は『ベティ・サイズモア』(2000)『9デイズ』(2002)のクリス・ロック。この人の演技は大体いつも同じ。

詳細評価

物語
配役
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