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ハンニバル (2001)

HANNIBAL

監督
リドリー・スコット
  • みたいムービー 239
  • みたログ 6,381

3.55 / 評価:1577件

あのシーンのインパクトだけ

  • iBoat_studio さん
  • 2021年7月17日 0時07分
  • 閲覧数 1269
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作の欠点を指摘することで、かえって、前作「羊たちの沈黙」のどこが面白かったのかが明確になってくる。その意味では、本作は観てよかった。

レクターの怖さとは、カニバリズムにあるのではなく、人のちょっとした特徴から、その人の人格や生育歴などを言い当ててしまい、そのデータを利用して他者の精神を意のままに操ってしまうところなのだ。
だから、「羊たち〜」は会話劇の部分だけで、すごい緊張感がある。「クラリス、そんな余計なことしゃべったらあかん!」と叫びたくなる。

本作のレクターはその部分がほどんど感じられず、なぜか武術家のような身体能力の高さだけがクローズアップされてしまっている。前作にもその要素はあったと思うが、それはむしろご都合として目をつぶって見逃していた程度のものでしかなかった。

さらによくないのは、前作はレクターとクラリスが、言葉ではうまく説明できない微妙な関係性を持っていて、そこがよかったのだが・・・
本作では、単純にレクターがクラリスを女として好き、というふうにしか見えなくなってしまっている。

「レクターがなぜ人を殺すのか、それは失礼な人間に屈辱を与えるためだ」みたいな説明ゼリフがあるが、それも蛇足。殺す動機がなんだかよくわからないのが猟奇犯人の怖いところでは? 
そこは100歩譲って、そういうことにして、でもクラリスも結構失礼なことやっているけど、だいぶ許されているよね・・・じゃあ、クラリスのことが好きなのは、美女だからって理由しか残ってない。。。
美女好きのモンスターってことでは、キングコングとあまり変わらないくらい、怖さがなくなってしまっている。

本作はレンタル開始当時に一度観ていて、脳みそパッカンのシーンだけ憶えていたのだが、今回見直しても、本当にそこだけが浮き上がって見える映画。あの意地悪な同僚を殺す方法にアレを選んだ必然性が何か読み取れればいいのだが。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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