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ワンダー・ボーイズ

つとみ

5.0

好きなんだ

教訓はあまりないしメッセージ性も薄いし、ストーリーはハチャメチャだし、犬がひどい目に合うし、内容そのものがラリってるような作品で、正直あまり面白いともいえないだろう。 でも私は好きなんだ。 半ばヤケクソでメチャクチャに落ちていくマイケル・ダグラスは哀愁漂うし、両刀使いでどこかキモくてマイペースなロバート・ダウニーJr.は面白いし、不思議さ全開の新たなワンダーボーイ、トビー・マグワイアは激流にのまれる木葉のようかと思いきや、しぶとくのまれず激流を越えていく。 何より上目遣いのケイティ・ホームズは魅力的すぎて、加点せずにはいられない。 ヤンチャして破壊しまくるような作品は嫌いなんだけど、本作は壊れていく今と過去と未来を必死に修復しようとする物語で、実際は大して修復はされないのだけれど、それでも足掻いてもがいて苦しんで、諦めたり悟ったり、壊したり壊さなかったりしながら、結局はあまり何もないけれど、これって正に創作に対する生みの苦しみってやつじゃない? 悩んでも悩まなくても結果はそんなに変わらない。ラリっても素面でも(大体ずっとラリってるが)あんまり何も変わらない。欲しいものは意外と足元に簡単に転がってたりするのかも。 そんな適当な雰囲気が好きなんだ。多分。 ケイティの加点を入れたら星5つになっちゃうな。

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