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ミュージック・オブ・ハート

エル・オレンス

5.0

一人の女性の奮闘に焦点を当てた脚本が良い

あらすじだけ見ると、『天使にラブ・ソングを2』(1993)のような、荒れた学校を、一人の女教師が変えていくといった、良くも悪くもありがちなシナリオ展開を予想していたけど、観てみるも、音楽教師ロベルタ対子供たちという構図ではなく、彼女一人に焦点を当て、人との出逢いや、課題や困難に立ち向かい、奮闘して生き抜く様を丁寧に描いていて感動しました。やはり母は強し! また、貧困、人種、雇用形態、偏見―・・多様な人権問題が本作で触れられており、アメリカ社会の縮図としても考えさせられます。 メリル・ストリープの驚異の演技力に関しては、本作に限らず凄いけど、あのバイオリン演奏の出来栄えには驚愕しました。本作のために、毎日6~8時間を超える猛練習に挑んだそうで、天性の演技の持ち主でも、やはり陰で計り知れない努力を重ねているのだから偉大です。 これまでにアカデミー演技賞3回(候補19回)、ゴールデングローブ賞8回(候補29回) という輝かしい実績を誇る彼女。引退前にもう一度くらい獲ってほしいですね~

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