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マルコヴィッチの穴 (1999)

BEING JOHN MALKOVICH

監督
スパイク・ジョーンズ
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  • みたログ 4,196

3.41 / 評価:755件

自分とは?意識とは?哲学的で異色の傑作!

  • tak***** さん
  • 2019年5月1日 2時42分
  • 閲覧数 1660
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「マルコビッチの穴」
前々から気になっていました。二十日鼠と人間やコン・エアーなどでかなり個性的な魅力を出していたマルコビッチをフィーチャーした作品ですからね

本作では主人公の冴えない人形遣いのクレイグが新しく就職した会社。まずこれがかなり変わっています
7階と8階の間のある7・1/2階という天井が半分の場所に位置するオフィス。この不自然さを自然な感じに演出してしまう、また独特の雰囲気で観客をぐっと引きつける進み方に心動かされます。

そして、そこで見つけた不自然な穴。その穴は名優ジョン・マルコヴィッチの脳内へとつながっていました
そこに入れば15分だけマルコビッチの脳内を体験できるという設定。
最初はマルコビッチの脳内を通してマルコビッチを体験するだけかと思ったのですが、どうやら意識の中にも入り込めてしまうということです。
そうなるもはやマルコビッチである必要があるのか?あまり自分と変わらないのではないか?いやしかし、外見はマルコビッチなので外界からの目線や見られ方は変わってくるし。。。と考えれば考えるほど不思議になります。

まぁ、おそらくマルコビッチである必要ってそんなになかったと思いますが、それでも数ある俳優の中でマルコビッチというのはやはり絶妙なチョイスで彼しかいないかなとも思わされました。

キーとなるのは他人の脳内と押して世界を見るということ、普段は当然自分の脳内からしか世界を見ていません。しかし、他人の脳から世界を見ることで本当の自分や、他人と自分の違いに気づくということもあるのかなと思いました

また、マルコビッチが感じていた意識の中に誰かが入っているという感覚、これだって本当はわからないですよね
自身のすべての行動が本当に自身の意志に基づいたものなのか?実は第三者に操られている瞬間があったのではないか?
そんなことを見ながら考えてしまう、日常の当たり前や常識を本当はこういう可能性もあるのかもしれないと考えさせてくれるのがこのようなSFチックな映画のいいところですよね

また映画は本当に前衛的でキャメロン・ディアスが気づく本当の自分なんて20年前にはあまりなかったような設定じゃないかなと思いました
また、ジョン・キューザックも社長もみんな変わり者ですし、すべてが不思議な映画でした

メッセージのすべてを理解できたとは思っていませんが、哲学的な要素がグッと心の中に染み込んでくる新たな気づきを与えてくれる作品でした


2019.4.30

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