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マイ・ドッグ・スキップ

kak********

3.0

小説家ウィリー・モリスの自伝小説を映画化

舞台は1942年のアメリカ。第二次世界大戦の色濃い時期であり、動物映画ながら人々の生活に微妙な影響を与えているのが良く分かる。 原作は、小説家ウィリー・モリスの自伝小説であり、主に子供時代の思い出が語られている。その中で主役は子犬の”スキップ”であり、ほのぼのとした家庭と隣人たちとの交流が描かれて行く。 ウィリーの母親役には「ストリート・オブ・ファイアー」でマイケル・パレと共演したダイアン・レーンが16の年を重ね登場する。父親役には本作品と同じ年に、SF映画「インビジブル」で主演を務めたケヴィン・ベーコン。そして、「モーテル」でケイト・ベッキンセイルと共演のルーク・ウィルソンが隣人の一人として重要な役割を演じている。 本作品は、ウォルト・ディズニー・プロダクションが子供向けに制作したアニメーション映画の様に、無害で優しい雰囲気に満ちあふれている。そして、理想に近い父親と母親に育まれた子供と愛犬が大人に向って成長する過程が丁寧に描かれて行く。それはそれで文句なしの内容なのだが、全編を通じて”美化”されている印象が強く、子供の目線から見た大人の世界といった物語に目新しさは感じなかった。 とは言え、忠犬”スキップ”の可愛らしさは完璧で立派に”主役”を務めている。 人間のペットとして”犬”は、あまりにポピュラーで誰もが理解しているように見えるが、本作品を観ていると、その”犬”に教わることの方が多いのではと思えてくる。愛情を注げば100%応えてくれる”スキップ”の感動のドラマに癒やされる事は間違いない。

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