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ドラゴンロード

ドラゴンロード

龍少爺/DRAGON LORD

95

mak********

4.0

ネタバレドラゴン若大将

ジャッキーは村で一、二を争う名家の息子ロン君(阿龍)。頭もそこそこよくて運動神経も抜群ながら、勉強や武術の稽古は嫌いで、父親の目をごまかして遊ぶことにばかり夢中なドラ息子(笑)。 時代としては清朝が終わって中華民国ができる頃あたりかな。当初はヤング・マスターの続編となる予定だったというだけあって、時代背景も似た雰囲気。ただし今度はいいとこのおぼっちゃまという設定。 父親の友人の息子であるガウ君(阿牛)とつるんで、遊びほうけたりスポーツがんばっちゃったりカワイイ女の子をはりあって大ゲンカしたりと、思い切りおバカに青春していたところ、ひょんなことから清朝のお宝を海外に売り飛ばそうという一味とかかわりあうことになって……というお話。 ちなみにふたりの父親にもちょっぴりライバル意識があるようで、ロン君の父親は息子にカンフーや詩の暗唱といったトラディショナルな中国的教育をほどこしているのに対し、ガウ君の父親は西洋の文物をいち早く取り入れ、息子にも西洋人の先生をつけてピアノで英語の歌をうたわせたりしている。当時は最先端技術(?)だった「ズボンのファスナー」をめぐるガウ君とロン君のやり取りも面白いし、「Ten Little Indian Boys」の歌(ただ訳詞でインディアンを先住民と訳すのはどうかと思う……)や父親の目を盗んで持ち出したライフル銃といったネタの生かし方もなかなかうまかったです。 中国ならでは(?)の羽根蹴りとか金のボールの争奪戦といったスポーツも面白かったけど、あれはケガ人続出だっただろうな……(^^; まぁちょっと試合シーンが冗長という感じもしたけど。 ガウ君とその父を守ってラスボスと戦うはめになったロン君、最初は逃げ腰だったのが二人の危機に直面してマジになり、やぶれかぶれで戦う姿がけなげでいい。 キッとまなじりを決して倉庫の扉を閉めるシーンもいいけど、その次、首にかけていたお守り(?)をはずして、倒れているガウ君の手元に置くシーンが何気ないんだけどいいんです。ケンカもするけど心の底では本当に大事な親友なんだ、という気持ちが出てる感じがする。バージョンによってはカットされちゃってるのもあるらしいけどもったいない。

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