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世にも奇妙な物語 映画の特別編 (2000)

監督
落合正幸
星護
鈴木雅之
小椋久雄
  • みたいムービー 7
  • みたログ 304

2.87 / 評価:55件

雪山のディレクターズカット版を見比べた

  • baran さん
  • 2017年1月10日 17時39分
  • 閲覧数 906
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画の特別編と言えば「雪山」。世にもシリーズで最恐とも言われるこの作品。

まず結末の謎がハッキリ解明されていないのが逆に話題性を呼び、観た人それぞれでラストの解釈が違う点に面白さがあるのかもしれません。

自分の解釈を語らせていただきます。正解、不正解は別とお考え下さい。
まずポイントは2点。
1点目は宝田明の話。遭難した2人の1人が食料を独占し死んだ片方を埋めるが翌朝には隣に寝ており、録画したビデオを観ると掘り起こしているのは自分自身だったという「罪悪感からの夢遊病」。
2点目は山小屋の中で発見したリンゴをかじった大杉漣の発した「味がしない」という言葉から山小屋を見つけた時点からすでに4人の死に際の妄想であり、実際には山小屋自体存在してない。毛布がちょうど人数分というのもそのため。

つまり麻里を埋めた時点で4人はほぼ力尽きる寸前で、そこで美佐(矢田亜希子)が1点目の「罪悪感からの夢遊病」を発症し麻里の白い服に着替え麻里の死の報いとして男性陣3人にトドメを刺して、男性陣を殺した罪の意識から逃れるための美佐の妄想が山小屋での出来事なのかと。ラストの中央に燃やした衣類の跡があることからしてストーブは存在しなかったことになるし。

おそらく現実の時間では麻里を埋めて男性陣を殺して救助隊に発見されるまではほんの数分の出来事だったのかと。でないと美佐自身が凍えて死んでしまいますが、発見された美佐は瀕死の状態ではなくまだ動ける状態でしたからね。

ラストの救助隊に名前を聞かれて美佐が自分の名前を答えずにほくそ笑んで終わるシーンは脚本家のミスリードなんじゃないかと。あれで美佐と麻里は逆で矢田亜希子が麻里だったのか?と思わせて混乱させたかったんじゃないかと思いましたが、どれが正解なのかは自分にはわかりません、ネットで調べても確たるものは出てこないし。

さてタイトルに書いた通常版とディレクターズカット版の違いを探すためにモニター2台を並べて同時に再生しましたが、基本的には不要な会話やシーンがカットされて短くなっているだけでした。

通常版に無いシーン
・麻里を埋めた後の宝田明「いいか、山小屋を見つけるまでだ。見つけたらまたここに戻ってこよう」というセリフ。
・美佐が麻里をおぶって雪の中を歩くシーンが半分くらいカット。
・美佐が麻里との思い出をビデオ再生するシーンが半分くらいカット。
・大杉漣「俺のせいじゃない」宝田明「よせ、タバコなんか吸うと指先の血管が収縮し凍傷になるぞ」のセリフ。

逆に効果音が通常版のみに追加された場面が、2度目に皆眠るシーンで鈴木一真の前を白い服の女性が通り過ぎる場面。

というわけでディレクターズカット版だからとりわけ恐怖シーンがあるというわけではありませんでした。

「雪山」の話ばかりになってしまいましたが、「結婚シュミレーター」はまずまず面白かったと思います。恋人と鑑賞するには良いかと。きっと相手に優しくなれるでしょう。ただ柏原氏の棒読みがヒドかった。
「チェス」と「携帯忠臣蔵」は発想はいいとしてもストーリーの落としどころにどんでん返しがあるわけでもなく面白味はありません。

全体を見れば星5つは甘いかもしれませんが、矢田亜希子さんの透明感がありつつも迫真の演技と死に直面した恐怖が味わえる名作「雪山」と「結婚シュミレーター」が観れるだけで十分評価に値する名盤だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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