ここから本文です

トラ・トラ・トラ! (1970)

TORA! TORA! TORA!

監督
リチャード・フライシャー
舛田利雄
深作欣二
  • みたいムービー 84
  • みたログ 765

3.95 / 評価:278件

長門のセットに黒沢のこだわりを見る

  • yamkmahon56 さん
  • 2013年10月3日 0時41分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「史上最大の作戦」をつくったアメリカの大物プロデューサー、
ダリル・F・ザナックが、映画の成功に気を良くし、柳の下の
どじょう狙いで舞台を太平洋戦争に移して製作した戦争大作です。
大金をかけた割にアメリカでは大コケし、20世紀フォックスの
屋台骨を揺るがす事態となり、米国民受けの良い「ミッドウェイ」
に、戦闘シーンを転用(再利用)しているのは有名なお話ですね。

注目すべきは、対戦国どうしで複数の監督を起用している点。
「史上最大~」が英米独から3人。「トラ・トラ・トラ」では
日米から2人の監督を起用して、出来る限り公平な視点で戦争を
描こうとしていることは評価に値しますが、この映画に関しては
残念ながら、うまくいっているとは言い難く、全体的に冗長で
間延びした仕上がりになっています。

また、黒沢監督の降板をめぐる日米のシステムの違いなど、
汚点も残しましたが、今見ても色褪せない、戦艦長門や赤城の
実物大セットや、真珠湾攻撃のシーンは、CGでは無い実物の
重量感に圧倒されます。

海上に浮かぶ、全長が270メートルもある長門のセットは、
黒沢監督の指示によるものですが、当時の日本人で、これ程の
スケールとリアリティを追求したのは、桁はずれと言えます。
あの「タイタニック」の30年も前ですよ。

あの冒頭のシーンのためだけに、一度は黒沢監督が引き受けた
意義はあったと思っている。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • スペクタクル
  • 知的
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ