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東京ゴミ女 (2000)

監督
廣木隆一
  • みたいムービー 19
  • みたログ 155

2.78 / 評価:32件

90年代後半のサブカル感

  • shi***** さん
  • 2020年2月24日 17時14分
  • 閲覧数 76
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

東京で喫茶店のアルバイトをしながら生活をしているみゆきは同じアパートに住む名前も知らないバンドマンの男に恋をしている。夜な夜な彼のゴミを共同のゴミ置き場から回収してタバコや石鹸、シリアルの空き箱を集めて彼と同じタバコを吸って、同じ石鹸で体を洗う。
完全にストーカーで側から見たら気持ち悪いだけなのですが、彼女が彼のゴミをチマチマコレクションして小さな悦に浸る姿はあまり病的には映らず、それどころかいじらしく可愛い印象を受けました。捨てられた楽譜を演奏するために鍵盤ハーモニカを買って練習したり…奥手で彼と近付きたいけど話しかける勇気がなかった彼女にとってゴミは唯一彼に近づけるものだったんでしょう。
次第に彼女の行動は少しずつエスカレートしていきます。彼がいつも使っている日用品をドアノブに掛けてプレゼントしたり、いつも食べているシリアルを抽選に当たった様に装い玄関先に置いて行ったり…また彼が切り抜いた雑誌のモデルと似たようなファッションをしたり、彼に何度も手紙を送っていた元カノに「今は私が付き合ってるからもうこういうのやめて」とゴミから拾い集めた手紙を突き出したり…
その後すぐに彼女は彼と関係を持つのですがその翌朝彼にゴミ収集をしていたことがバレていた事を知り、ショックのあまり自宅に走り帰り泣きながら今まで集めたゴミをゴミ袋に入れ、夢の島まで自力で捨てに行くことで自分の恋に決着を付けます。

この恋愛はロマンチックとは程遠く、せっかく結ばれた彼もバンドマン特有の軽さでちょっと面白いから関係を持っただけ感がありありでその辺りが絶妙にリアルでドライに描かれています。

映画自体にあまり抑揚は無く全体的にダラダラした雰囲気で進みますがそれがいいです。90年代後半から00年代初頭ってこの感じのダウナー感を持って描かれた映画がよくあって18年ぶりに鑑賞して「あーこの感じ、空気感あったなぁ…」と妙に懐かしい気持ちになってしまいました。
また10年後ぐらいに観たくなる気がします。

詳細評価

物語
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