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時代劇スペシャル 田原坂 (1987)

監督
斎藤武市
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3.29 / 評価:7件

雨は降る降る人馬は濡れる

人口の五%に過ぎない士族が四民平等の世に於いて相変わらず財政の三分の一を食い潰している状況には世論の強い批判があった。
「秩禄処分」後、封建制の家禄制度を廃止したことにより、国家財政が潤い始めた。1876(明治9)年8月の布告を極端に簡略化すれば、旧禄を一定の基準で貨幣に換算した「金禄公債」を交付し、5年間据え置いて30年で償還する計画で、77(明治10)年から実施された。併し9割以上を占める中級以下の旧武士の中には、忽ち公債を売って生活費に充てざるをえない者が続出した。公債を抵当とした銀行の設立が許可奨励されたから、例えば79(明治12)年には実に139の銀行が生まれて、旧大大名はここからの収益も加わる。この「銀行条例」改正が秩禄処分布告と同じ明治9年8月なのは偶然ではない。封建家臣団を解体させるために、公債支給という一時金で家禄を買い取ることにした。これが所謂秩禄公債、金禄公債といわれるものである。政府は、廃藩後も旧家臣に対して家禄を支給し続けていたが、それが財政支出の3、4割を占めるほど大きな負担になっていたのである。 最初は家禄に課税し、また希望者には家禄を返還させる措置をとった (明治6年12月)。既に武士は農・工・商の職業に就くことが許されていたが、先立つものがない。そこで進んで返還するものには、替わりに産業資金を交付するという名目で、家禄の処分を促進させようと考えたらしい。

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