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永遠のアフリカ (2000)

I DREAMED OF AFRICA

監督
ヒュー・ハドソン
  • みたいムービー 3
  • みたログ 112

3.00 / 評価:28件

希に見る失敗例だと思います。

  • やっぱりユクムク さん
  • 2010年7月14日 19時27分
  • 閲覧数 3533
  • 役立ち度 39
    • 総合評価
    • ★★★★★

これは本当に希に見る失敗例だと思います。

演出も良い、演技も良い、キャスティングも、ロケも、音楽も何もかも映画の制作上悪いことは一つもないのに。

たった一つ、これほどまでに出来の良い映画に"ひび"を入れてしまったのは"原作"。
そう、この映画の主役であり、原作者"クーキー・ゴールマン"の生き方と考え方そのものに受け入れがたい不快感がある気がする。

このクーキー氏、映画で見る限り、何やらずいぶんと恵まれた家庭でお育ちになられた方のようで、いわゆる世間知らずのお嬢様。
何より本人がそれに気がついてないのが、本当に痛い。
むしろ自分は哀れな不遇者とでも言いたいようです。

離婚後、女で一つで子供を育てつつ、ある交通事故を境に人生を見つめ直し、再婚相手の夢であるアフリカに移住。と、とここまでは良いのだが、そこからが問題。
アフリカに移住するも、現地人をこき使いながら、砂漠のど真ん中に、コロニアル調の屋敷をぶっ建てて、家の周りだけ芝生をはやし、水の貴重な環境でスプリンクラーまで設置。到底アフリカと思えない、何不自由ない生活で贅沢三昧。
要するに、金に物を言わせフランスの生活をそのままアフリカのど真ん中に持ち込んだだけ。
せっかく人生の転機を与えてくれた旦那様には、あーしろ、こーしろ召使い宜しく威張り放題。おまけに自分の連れ子の面倒をみろだの、家の手入れをしろだの大騒ぎ。
現地人に対し啓蒙活動もなく、安月給でこき使うだけ。
挙げ句の果てには旦那様は猛獣に襲われ死亡。
最愛の息子さんも飼っていた毒蛇に噛まれ死亡。

おいおい、十分予見でる事じゃない?大騒ぎする前に血清や治療薬やら用意して置けよ、クーキーさん。芝生の手入れする暇があるなら。

いやぁ~クーキー本人の自伝ですから抑えているのでしょうが、それでも目もやれないほどのワガママぶり。
やっぱり、生活に困窮する機会もなく幸せに育った人にありがちな性格なのでしょうな。
もし自分がクーキーの立場だったら、新しい旦那には「思う存分アフリカを楽しんで!」と言ってやりますよ。
子供にだって、やれこーしろ、あーしろなどと言わず、他人に迷惑をかけない限り思う存分アフリカの大地を楽しませてやりたいです。

キム・ベイシンガーのは本当に女優として頑張っていたと思うし、彼女の演技としては最高傑作だと思う。
繰り返しになりますが、演出も良い、演技も良い、キャスティングも、ロケも音楽も何もかも映画の制作上悪いことは一つもないのに、原作者の性分が問題だった、

美しいアフリカの風景は必見ですが、希有な失敗作と言う気がしてなりません。

本当に残念に作品。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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