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ドリームスケープ

カーティス

3.0

スネークマンのインパクト大

夢を題材にしたSFスリラー。他人の夢に入りこむ研究の被験者に選ばれた超能力者が、政府の陰謀に巻きこまれるというストーリー。 他人の夢に入りこむというアイデアは、後の『パプリカ』や『インセプション』を彷彿とさせます。こういうアイデアは小説や漫画では昔からちょくちょく描かれてきましたが、映画では案外少ないのです。上記2作よりもはるかに早い時期に映像化しているのは、なかなか先見の明があるような気がします。 物語は大きく分けて2部構成となっています。 前半は主人公が色々な患者の夢の中に入ってトラブルを解決するオムニバス形式。高所に怯える夢から妻を寝取られる夢、怪物に襲われる夢と、扱う夢がバラエティ豊かでなかなか楽しいです。主人公の爽やかな人柄がグッド。 後半は政府の陰謀に巻きこまれるスリラーに。陰謀もののスリラーのテンプレのような展開が続くので、前半に比べると新味に欠けますが、テンポよくまとまっていてこちらも楽しいです。 見どころは特撮を駆使した夢の風景。同時期のハリウッド作品と比べてもチープな特撮ではあるのですが、合成感丸出しの映像が夢という題材にぴったり合っていたように思います。 とくに印象に残ったのは、夢に登場する怪物スネークマン。コブラの頭と尻尾を人間にくっつけたような、仮面ライダーに出てきそうなデザインをしています。やけにリアルな頭部が気持ち悪くてインパクト大。モーフィングを先取りしたような変身シーンも秀逸で、なんだか夢に出てきそう(汗) 残念なのは、登場シーンの画面が軒並み暗いため、全体像が見えづらいこと。そして、たまに見える全体像が、間延びしたデザインで不格好なこと。インパクトのあるキャラだけにもったいなかったです。

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