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トリコロール/赤の愛 (1994)

TROIS COULEURS: ROUGE

監督
クシシュトフ・キエシロフスキー
  • みたいムービー 79
  • みたログ 496

3.95 / 評価:111件

倫理の垣根を越えて

  • jdv******** さん
  • 2010年1月22日 21時41分
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

キェシロフスキの作品でいつも感じるのは、彼の「人間の愛」に対しての
リスペクトが非常に強烈である事です。
彼の描く愛は易々と倫理の垣根を越えていきます。「愛に関する短いフィルム」でも「トリコロール
青の愛」「白の愛」でもそうでした。それは「愛を前にすれば他の事はどうでもいい
事となってしまう」と言ったキェシロフスキが自らの映画人生で常に語り続けたことで
す。
本作「赤の愛」でもそれは強烈なテーマとして刻まれています。本作が示すものは「博愛」。それがキェシロフスキのもう一つの追及し続けたテーマ「偶然の運命」と絡み合います。
散文的なセリフを追ってストーリーを追うよりは大きな流れをこの映画には感じてほしいですね。
キェシロフスキの語りたい事は至って単純。
「人は運命の中で精一杯生きる。そして生きる為には何よりも愛する事が人にとっては
大事。」

隠喩の散りばめられた映像も魅力
何故か割れたビールグラス→判事を目指す青年と恋人の別れのイメージ
等々色々と見つけられると思います。

イレーヌ・ジャコブが本当に美しい。
本作と「ベロニカ」の2作品では本当にキラキラしています。

ラストの「偶然」が狙い過ぎなので「青の愛」の方が個人的には好きですが、
名作だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • 知的
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