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はなればなれに (1964)

BANDE A PART/BAND OF OUTSIDERS

監督
ジャン=リュック・ゴダール
  • みたいムービー 82
  • みたログ 189

4.13 / 評価:45件

舞台劇風振り付けが印象的

  • Locajex さん
  • 2012年1月19日 22時15分
  • 閲覧数 707
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

冒頭、二人の男に一人の女性の3人の「顔」がめまぐるしく入れ替わるシーンで始まる。切っても切れない、表裏一体の関係を印象付けるための演出なのだろう。「明日に向かって撃て」ブッチとサンダースを思い起こさせる。ストーリーは、その3人の背景というか繋がりがみせずに、いきなり犯罪の話から始まる。3人が複雑な関係なのは、次第に明らかになるものの、根本的なとことは、ぼやっとしている。そんなところは、フランス映画?ゴダール特有?なのかとも思ってしまった。女性の叔母さんから、お金を盗む計画。計画的な部分と無計画が入り混ざった珍妙な行動は、「なにしとんねん」と突っ込みたくなるシーンが目に付く。

波間に揺れるような動作というか演技は、まるで舞台上で演じているよう。当然、それは意図してのことだろうが、当時の映画手法として、普遍的であったのか、それとも斬新であったのか。なんとも奇妙な動きを見せてくれる。

劇中最も記憶に残ったのは、レストランバー?での踊り。気だるさ漂う振り付けが、ユニークというか、斬新というか、女性の腕の動きが、まぶたに焼き付いて離れない。なんか、いいんだよね。

音の効果も不思議な使い方だ。「黙っていよう」といったら、バックミュージックばかりなく、周りの雑音さえも消音。「ひぇー、そこまでする?」という感じ。

全体として今風でないのは、明らか。でも、ただそれだけで、切って捨てるには惜しい。古さだけで捉えるにはなんかもったいない感じがする。

ゴダールの作品は、ほとんど知らないけれど、ストーリー以外のところでも楽しめる映画であった。





2012年1月10日
シネマ尾道にて

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 切ない
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