裏切りについて
- 文字読み さん
- 2015年3月27日 0時21分
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1964年。ジャン=リュック・ゴダール監督。内にこもった真面目な男とこわもてのチンピラは親友。真面目な男は友だちである天然系の娘から聞いた大金の話をチンピラに話してしまうことから、娘を巻き込んだ大金強奪計画に発展。チンピラに一目ぼれしつつ真面目な男も気にしている娘という三角関係と、犯罪に手を染めるチンピラの叔父が加わって、緊迫感のなか、よくできた犯罪物語が描かれる。
「裏切り」を中心にした展開に、意図的なつなぎの重なりやゴダールならではのスノビズム(引用癖)。音楽家ルグランや盟友トリュフォーへの目配りも欠かさない。全体的に楽しい。3人のダンス。
天然系を演じるのは難しいはずだが、アンナ・カリーナの天然ぶりはきわめて自然。
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