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いつか来た道 (1998)

COSI RIDEVANO/THE WAY WE LAUGHED

監督
ジャンニ・アメリオ
  • みたいムービー 14
  • みたログ 19

3.40 / 評価:5件

兄弟の絆と運命

  • グレイス さん
  • 2007年7月12日 19時21分
  • 閲覧数 427
  • 役立ち度 16
    • 総合評価
    • ★★★★★

1998年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得した作品です。
両親がいない2人の兄弟の絆が描かれています。
よく出来た作品で、良作なのですが、最初の方は、暗い場面が多く、途中ぐらいから、明るさのある場面が所々、出てきました。
ストーリーの進行は、とてもよかったです。

1958年~1964年までの間の各年の1日を「到着」「嘘」「金」「手紙」「血」「家族」の順に話が分かれていて、章ごとに2人の兄弟の行動が描かれています。

イタリアのシチリアからトリノに引っ越し、勉学のない兄は、弟に学校の先生にしたくて、学校に行かせます。そのために、重労働な仕事でも何でも働き、親代わりの役目をしています。
兄の弟の思いやる気持ちがとても素晴らしかったです。
でも、大都会のトリノへ、引っ越してからがこの兄弟の運命が狂っていきます。
弟は、兄の苦労を知らず、学校に行き、ある日、バスの中で、財布を盗んだ男が、盗んだ財布が弟の足元に落ち、その財布の持ち主に渡すかと思いきや、財布をとり、持ち主に返さず、盗みます。
そのお金は、そっと、兄がいつも持ち歩いてるかばんへ入れておきます。
お金のおかげなのか、新たに仕事を変える兄なのですが、「血」の章で、兄がとんでもないことをしてしまい、弟が、兄に代わって罪を被ってしまいます。
「家族」の章で、兄弟の運命がころっと変わります。
今まで、苦労してきた兄が幸せになり、弟は、兄の反対の運命をたどることになります。
この作品のストーリーから、「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」という言葉を思い浮かびました。
人間って、この言葉どおりの運命をたどって行くのだなぁと思います。私の毎日の生活がこの言葉どおりに年が重なっていっています。

この作品の最後は、弟の何かを思う姿に切なさを感じました。
何を思って、列車の窓から景色を見ているのだろうか?と考えました。

私は、この作品は、なかなか、よく出来た映画で、よかったですよ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
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