君の手がささやいている 第四章
作品レビュー(1件)
- hww********
5.0点
1章は障害を乗り越えて結婚までに至るというストーリーで、このような題材は映画にも沢山あります。 ただ2章以降は怒涛のように泣かせ所が出てきます。 全編通して、美栄子(菅野美穂)のひたむきさと博文(武田真冶)のカッコよさ 千鶴の健気さに何度も感動させられます。 正直、菅野美穂は凄い演技です。 ほとんどが顔の表情だけで魅せます。もちろん聴覚障害の役どころなので話すシーンはありません。全編が手話です。 不安そうな顔、嬉しそうな顔、悔しくて泣いた顔、そして一番多かったと思うのが嬉しくて泣いた顔。どれも良かったです。 武田真冶もあんまりパッとしない印象しかなかったんですが、このドラマではカッコよすぎます。 男の立場で観ると、野辺博文はありえないですね。 強すぎるし、優しすぎます。 どうあがいても、こうはなれないだろうということで、 ちょっと打ちのめされたりなんかします。 いつも自分が博文や千鶴を不幸にしていると感じている美栄子が、次第に強くなっていくところがいい。 職場の同僚、美栄子の友人、近所の主婦達や商店の人なんかが、 優しすぎるんじゃないかとも思えますが、まあ、よしとしましょう。 二人の両親が随所でアドバイスをしたり、笑いを取ったりするするところもドラマ的には、疲れなくてよかったです。 幸せそうなシーンがあると、そのまま終わってくれと思う反面、ずっと見ていたいと思うドラマでした。 泣きたい人は、是非見てください。 可哀相だからじゃなくて感動して泣けます。
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