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オクトパス

オクトパス

OCTOPUS

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yam********

1.0

ネタバレ愛嬌のないB級映画

まず、主人公のロイが非常にヘタレです。多少の弱さがあるくらいならば、愛すべきキャラクターとなるのでしょうが、イライラするくらいの根性なしです。物語の序盤は、そのせいで同僚を死なせ、中盤では潜水艦のクルーを死なせ、後半では敵を逃してしまいます。あげく、逆ギレ。「だから、僕はこんな任務やりたくなかったんだ!」と。なんとも、魅力がありません。この主人公を、どう応援していくかが鑑賞していく上での課題になります。 黒人クルーが言うことを聞かない他のクルー相手にブチ切れ。他のクルーは、パニック起こして、わめく。黒人クルーはブチ切れで、わめく。なんともにぎやかしい艦内です。で、パニック起こしたクルーたちは、潜水艦の持ち場を離れて、どこへやら逃げていく。潜水艦内なんですから、どこへ行ってもたいした違いはなさそうなんですけどね。結果、全員死亡。なんやいな、それ。。。タコにやられたのとか、溺死したのは映像ありましたが、艦内に死体が転がっていたクルー達がどうして死んだのかは不明。深海で謎の死をとげています。 モンスター映画の定石通り、なかなかモンスターが現れません。“焦らし”を入れてきているのですね、とか最初のうちは思っていましたが、なんだか違うような気もします。後半になり、タコ登場。チープなCGのタコでした。「うわあ…」みたいなかんじ。これを見せたくなかったのでしょうか。確かに、どこに出しても恥ずかしいくらいのタコです。大きさもよく分からない。人間を襲う時の触手の大きさと船に絡みつくときの触手の大きさに統一感がなく、いい具合にやっつけ仕事しています。 物語のラストでは、タコを倒すために鼻息荒くして潜水艇に乗ることを決意する主人公のロイですが、普通に考えて、あんた操縦したことないでしょうにとつっこんでしまいます。あと、テロリストが爆弾をセットしてからの時間の流れ方がなんともテキトー。ヘリで逃げていくやりとりでたっぷり時間を使ったと思っていたのですが、爆弾の爆破までにはまだけっこう時間がある。で、ロイが潜水艇で爆弾を持ち出すときには、一気に数分短縮されている。急にあと1分を切っていて、まだタコすら見つけていないのに、「まだまだ時間はあるぞ」とうれしそうなロイ。見ている側は、いや、時間ないやろうと思ってしまう。どう考えても間に合わないのでしょうが、そこは奇跡的に間に合い、タコ爆破に成功。おかげで、ぜんぜんハラハラしません。仲間が、船の上からロイを探します。逃げれた形跡がなかったので、べつに死んでもよかったのですが、生きてました。ホッとしました。嘘です。 集中力なく鑑賞してましたので、的外れなことを書いてしまった面もあるのかもしれませんが、冷やかせるポイントも少なく、愛嬌のないB級映画だったなあという印象です。同じ海洋B級映画だったら、「ザ・グリード」の方が、モンスターの描き方なんかも含めて、断然よくできていました。

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