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千と千尋の神隠し (2001)

SPIRITED AWAY

監督
宮崎駿
  • みたいムービー 525
  • みたログ 2.3万

4.19 / 評価:6106件

解説

 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋。しかし彼女はこれから始まる新しい生活に大きな不安を感じていた。やがて千尋たちの乗る車はいつの間にか“不思議の町”へと迷い込んでしまう。その奇妙な町の珍しさにつられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは“不思議の町”の掟を破ったために豚にされてしまい……。巨匠・宮崎駿監督が前作「もののけ姫」とは対照的に、現代日本を舞台に少女の成長と友愛の物語を描く、“自分探し”の冒険ファンタジー。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2001 二馬力・TGNDDTM
(C)2001 二馬力・TGNDDTM

「千と千尋の神隠し」─「宮崎駿という神様」が強いてくる、スリリングな体験

「不思議の町」に迷い込んだ十歳の女の子(千尋)が、両親を豚にされ、名前を奪われ、風呂屋の下女として働くことになり、しかし、そんな無理難題な境遇の中で、自らの「生きる力」を呼び覚まされていく……という筋立て。なぜ両親は豚で、千尋は風呂屋で働くのか? 説明もないし、そもそもこの疑問自体に意味があるのかもわかりません。

一般人には到底理解不能なこの物語は、宮崎駿という「神様」の存在を唯一の説得力とする、極めてアナーキーな映画です。もちろん、われわれ日本国民は、ほぼ全員が過去の宮崎アニメを見ていますから、子供さんは「トトロのまっくろくろすけが出てる」とか、オタクさんは「今度の飛行シーンはイマイチ」とか、OLさんは「千尋 もキキみたいに<働くこと>を通して、社会に居場所を見つけるね」 なんて思ったりするかもしれませんし、もしかするとインテリ爺さんは「風呂屋トイフ空間ハ、<森>同様、<湯>ニヨル生命ノ再生ノ装置ナノダ」とか、納得しちゃうかもしれません。

映画のアナーキーさを国民が各自各様に着地させていくという作業を強いてくるという意味では、次第にシュールさを帯びてきた宮崎アニメ。単にひとつの映画の出来を超えて、この夏休み、スリリングな体験を観客に迫ってくるでしょう。(日下部行洋)

7月20日より、日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/7月17日]

映画.com(外部リンク)

2001年7月17日 更新

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