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A.I. (2001)

ARTIFICIAL INTELLIGENCE:AI

監督
スティーヴン・スピルバーグ
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3.53 / 評価:2112件

解説

 故スタンリー・キューブリックが長年温めてきた企画をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したSF人間ドラマ。近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子供のロボットに、実験的に愛をプログラムする試みが初めて行われた。少年は夫婦の愛情に包まれ生活を送るのだったが……。

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映画レポート

(C)2001 Warner Bros. & Dreamworks, LLC.
(C)2001 Warner Bros. & Dreamworks, LLC.

「A.I.」─スピルバーグのエンタテインメント体質の賜物

 キューブリックの企画をスピルバーグが監督した話題作は、21世紀の「E.T.」というより、21世紀の「ピノキオ」。そして、2人のスター監督のいいとこ取り。確かに、愛をインプットされ、人間になりたいと願うロボットを通して人間存在を問う世界は、キューブリックがこだわったにしては甘い気もする。序盤を覆うキューブリック的な不穏な空気も次第に薄れるし、眩暈もののお子ちゃまな演出も登場。と、キューブリック・ファンには不満もあるだろうが、これはあくまでスピルバーグ作品。それに、亡き巨匠が手がけたならテーマの重さともどもコワすぎただろう世界を、適度にサスペンスフルに仕立て、万人を引きずり込まずにいないのは、スピルバーグのエンタテインメント体質の賜物だ。深みに欠けても、“人間”について考えさせるし。

 気になるハーレイ君も、母親の愛を求めるデイビッドの一途すぎる純粋さと切なさを体現してコワイくらい。ぎりぎりオーバーアクトにならない才能には、このまま本物の立派なオトナの俳優に育ってほしいと改めて願わずにいられません。ジゴロ・ロボットを戯画的に演じるジュード・ロウも、俳優としては面白い。美形スターとしての彼を愛するファンには、辛いだろうけど。(杉谷伸子)

6月30日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/7月10日]

映画.com(外部リンク)

2001年7月10日 更新

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