セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(11件)


  • 一人旅

    4.0

    ハリウッドメジャーに物申す by J・W

    ジョン・ウォーターズ監督作。 『ピンク・フラミンゴ』(72)、『ヘアスプレー』(88)の異端児:ジョン・ウォーターズ監督・脚本作品で、ハリウッド映画に物申す映画狂集団が巻き起こす騒動を描いたブラックコメディです。 新作映画の試写会で主演のハリウッド女優が映画狂集団に誘拐される事件が発生、安易な感動を売り物にするハリウッド映画を毛嫌いする彼ら集団の目的は製作費ゼロの自主制作映画「運命の美」を撮ることだった―という異色作で、自主制作映画の主演に勝手に起用されてしまったハリウッド女優と猪突猛進の青年監督をはじめとした個性豊かな制作スタッフらが巻き起こす一連の騒動をコミカルに描いています。 大規模予算を前提としたハリウッドメジャーの商業主義に一石を投じた異色作で、“くたばれハリウッド”をモットーに、予算ゼロ&ゲリラ撮影で究極の自主映画制作に没頭する個性的な面々の奮闘を描いていて、『パッチ・アダムス』(98)を上映中のシネコンに突撃したり、メリーランド映画協会主催の昼食会に殴り込みしたり、地元警察やトラック運転手組合の屈強な男たちと銃撃戦になったり…と彼ら映画狂集団が巻き起こす騒動の数々がコミカルですし、現在のハリウッドメジャーの商業主義&無毒気な映画制作姿勢を痛烈に批判した異色作となっています。 主演のスティーヴン・ドーフが狂える映画監督を好演していますし、次第に彼ら映画狂集団の主張に共鳴していく大物ハリウッド女優をメラニー・グリフィスが演じています。また、無名時代のマイケル・シャノンとマギー・ギレンホールが制作スタッフに扮しています。

  • abu********

    3.0

    まずまず

    アバンギャルド不毛の時代に、何か断末魔の叫びっていうか、 言いたいことそのまんま映画にしましたって感じで、 要するに「反権威」としての映画だよね。 それで同様に反権威主義的なものを持ってる人は これを支持すること間違いないね、 僕も嫌いじゃないよ、なかなか笑えたし。 もっとむちゃくちゃやってくれてもよかったかな。

  • mih********

    5.0

    たかが映画

    かいつまんでこの映画の粗筋を申しますと、 『さらわれたハリウッド女優の  ハニー・ホイットロックが変人映画サークルの映画で、  毒々しいドラッグと同性愛と数々の変態行為と  悪魔崇拝とカルト映画に  染まっていくまでを描いた成長譚』です。 どんな成長譚だよ? でもまず、 題名の意味が全然分からなかったことについて。 なんで セシル・B・デミル様の名前を 取っているのか。 デミルといえば大仰な映画の専門家。 『十戒』だの『サンセット通』だの。 しかし、 知られていない事実ではあるが ハリウッド随一インディアンの描き方が ひどかった人でもある。 『征服されざる人々』は腰が抜けるほどひどかった。 なぜだ? なぜデミルなんだ? と、 この最大の問題は最後まで触れず、 映画にすべてをぶちまけます。 怒り、憎しみ、悲しみ、性欲、金儲け、 そんなものは映画にぶちまけろ!!! 金なんていらねえ! 腐ったハリウッドをぶっ潰し、 メジャー映画ファンを殺せ! 企業の宣伝のカモになるな!! シネコンを燃やせ! ポルノ映画とカンフー映画と、 全てのカルと映画こそが真の映画だ!! 文句あるやつはぶっ殺す!! これを読んでぴんと来た人は相当ワルです。 なんたって、 この映画にでて来る人々の映画キチガイ振りったら、 見ていて痛快。 ファミリー映画劇場では夫人組合に銃乱射。 『ガンプ・アゲイン』(フォレストガンプ2)の撮影スタジオでは、 役者用トレーラー組合との壮絶な銃撃戦。 映画監督組合では外国映画のリメイクや ゲームを映画化した監督を銃殺し、幹部を誘拐。 そのときのセリフが 「サンダンス映画祭につれてってやる~」だから渋い。 そして、 ついにメジャー映画界と全面戦争に突入! 最後の野外劇場のぶっ飛びぶりは、 ちょっと信じられないっす。 乱交しながら火達磨でマシンガン乱射・・・。 って、 意味分かりませんよね・・・。 しかしそうとしかいえません。 ただ、 なぜか寂しい気持ちにもなるのです。 すごく考えさせられるような、 全然ハッピーエンドではない 『トロピック・サンダー』と考えてください。 最後、ディメンティッド(監督)が焼身自殺をしたあと、 仲間たちはをCD売って儲けるとか、新しい恋人と高飛びとかで・・・。 結局映画は完成していない。 警官隊が言っていました。 たかが映画! こいつら、 映画が好きなのか嫌いなのかが分からん。 本当に愛した人は死んだのか。 それともやっぱりたかが映画か。 私は映画のためにガソリン被る様なまねはしませんが、 結局は何もならなかったのではないのか? 表向きは確かにさらわれたハリウッド女優のハニー・ホイットロックが カルト映画に染まっていくまでを描いた成長譚です。 しかし、 それ以上にこの映画には監督の思いが湧き出ている。 というか、 なんつうか、 高が映画と知りつつも、 焼身自殺をするような人々を描いたのかな? 全体に『俺達に明日はない』的な雰囲気を漂わせて、 映画屋はアウトローでなければ勤まらないって言う事なのか、 それともアウトローな映画こそが映画だといいたいのか・・・。 私は前の方のように思える。 下品極ってはいるが、 ちゃんと見ればかなり重たい話題を扱っている。 全ての映画好き究極の悩み、『たかが映画』という事実。 私はそれでも、 たかが映画とは思わず、 映画は映画だと思っていたい。

  • ********

    3.0

    目的化した反発

    2000年。ジョン・ウォーターズ監督。ハリウッドメジャーの反発する過激なアングロ映画監督(スティーヴン・ドーフ)が仲間を率いて有名女優(メラニー・グリフィス)を誘拐、彼女を無理やり主演にしてメジャー映画に反発・抵抗するプロパガンダ映画を作るが、、、という話。金をかけて安易な感動を売り、または性や暴力に訴えてカタルシスを得る映画に反発すること、それ自体が目的と化しているため、何が撮りたいのかわからない。何が撮りたいのかだんだんわからなくなっていくわけでもないので、ただただ反発あるのみ。いわば、否定的にハリウッド映画に寄りかかっています。金を否定し、性を否定し、感動を否定して、ひたすら政治的主張を叫ぶとは、つまり一方に堅牢なシステムの存在が欠かせない。メジャー映画ってそんなに堅牢なシステムなのだろうか。 そのくせ、絶対的(父権的)な監督の存在、主演女優という存在、撮影と日常の違いなど、システムとしか言いようがないものを自分たちも持っている(それに無自覚)。そういうものは何十年も前にフランスで疑われた映画の作り方だったはずだけど。 ラストでメラニーの髪が燃え、スティーヴンは火だるまになっているのですが、映画への反発という意味では、フィルムが燃えてしまうタランティーノ監督「イングロリアス・バスターズ」との差は歴然。あれは映画づくりの映画ではなかったけれども。

  • oce********

    2.0

    実際メラニーはノミネートされてます

    青年映画監督が今まで見たことないリアリティものを撮るために、女優を強奪して無理矢理映画撮影を敢行。 こんな荒業はさすがジョン・ウォーターズだ(笑) ところがどうにも歯切れが悪いというか。今一のれないというか。 落下のスタントだとか、店に乗り込んでのゲリラ撮影だとかも、どこか冷めて見ていた節がある。 それはやはり監督の執念とはいえない。 ポルノ映画の上映劇場だとか、女優役のメラニーの「私はオスカーにノミネートされたことがあるのよ!」など笑えるが、キャラが強すぎてまとまりがない。 まともな人間ゼロなのは少し厳しい。

  • hir********

    4.0

    私が映画に望む事

     私が映画に望む事は、たった一つ。  楽しませて下さい。1800円払いますから、楽しませて下さい。  コメディなら笑わせてください。  ホラーなら、怖がらせてください。  泣かせても、おこらせても、考えさせてもいい。  映画を観ている間、楽しませて下さい。  ただ、それだけ。  

  • グアテマラ

    2.0

    ジョン・ウォーターズだけど、これは、、。

    これはすぐにDVD購入したけど、どうなんでしょーーか、???これを面白いと思える人はやはり普通の人ではないんだろーな。私は何度観ても面白くない。同じ鬼才?奇才?ならトッドソロンズの方が数万倍映画面白い、ともかく私には意味不明、支離滅裂。

  • cs5********

    3.0

    非常に残念

    B級作品だ。 B級マニアなワシとしては、ツボにくるはずだが、、、 かなり逝っちゃってるし、ぶっ飛んでるんだけど、 何かちょっと歯車が合わないってカンジ。 毒もちゃんとあるの。 『フォレスト・ガンプ』や『パッチアダムス』をコケにしたり TVゲームを映画にしたり、他の国の映画をリメイクした作品や監督に ‘突撃今日の晩御飯’的、殴りこみ。 所々で笑えるんだけど、おバカに徹し切れてない。 中途半端に知的さが見え隠れする。 非常に残念。

  • sum********

    4.0

    ディメンテッド♪フォ~エヴァ~♪

    彼の真似をして髪を燃やしたりゲリラ撮影をしたのを懐かしく思います。 監督が監督だから想像以上のものが出来上がるのだろうと期待していたら案の定ブッ飛んだ作品が発表された。ビデオを買ったのに無くしちゃって、悔しさのあまり7ヶ月間何も喉を通らなかったよ。映画のようで映画でない、ただ映画に対する情熱と映画産業に対する皮肉に溢れた素晴らしい作品。

  • son********

    4.0

    最高に強烈なB級の魂

    けれどB級と掲げられたからツマンネなんて、勝手に決められても困る。何か一つに狂気の思い入れをする事は、人によって滑稽だったり美しかったりと、様々なトコでしょうが、「映画」なんだし許してみよう。肩が外れるぐらい力を抜いて楽観視すれば、この映画は超笑うし超カッコイーし超素敵で超面白い。

  • noc********

    4.0

    この映画に救われて

    初めて観た時は小ネタが気になって笑ってばかり。 2回目は登場人物の格好良さにしびれました。 3回目は何か照れ臭かったですね。純粋過ぎて。 下品だし、ブラックな笑いも多いけど、 この映画の熱量はものすごいです。 友人2人に勧めたら「最高」と「最低」の真っ二つでした。 自分がどちらなのか確かめる意味でも是非おすすめです。 もし「最高」側だったら、ウォーターズの映画で1ヶ月は楽しめます。

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