ナタリーの朝

ME, NATALIE

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ナタリーの朝
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)

ロマンチック17.9%切ない17.9%かわいい14.3%コミカル14.3%泣ける10.7%

  • yuk********

    5.0

    青春映画の隠れた金字塔

    今年2016年3月29日、パティ・デュークが亡くなりました。 パティと言えば、この「奇跡の人」より「ナタリーの朝」を思い出す。 かなりのお気に入りです。隠れた青春映画の金字塔です。 コンプレックスの塊のような屈折した少女をパティが自然に演じています。 とにかく、元気がもらえる映画です。DVDもVHSも無いので、 以前NHKで放映された録画をとやっと発売されたCDで楽しんでいます。 青春時代まっただ中の人に見て戴きたい。

  • hir********

    2.0

    ネタバレ取り立てて

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 真木森

    5.0

    自分自身をつかもうとすること、それこそが

     年も改まったということで、とっておき中のとっておき映画を紹介します。今では女性の自立物語は数限りなく制作され、そういう物語でなければ名作ではあり得ないというくらいに良い作品がいっぱいありますが、1969年の本作はその原点になる映画かも知れません。『卒業』の女性版という評価もあるようですが、それは決して過大評価ではありません。心ある人達が本作を高く評価していて、皮肉屋ナタリーに共感し、物語が進むにつれて涙を流し、そして最後のナタリーの潔い決断に喝采を送り、ホンダのカブでブルックリン橋を駆け抜けていくラストを強く覚えているのです。  私も本作の存在をまるで知らず、たまたまCSシネフィル・イマジカを単に流していた時に出会ったのでした。だから最初は「あら、本当にA.パチーノがちょい役で出てる。それにしても若いなあ」くらいの興味だったのですが、「この映画は何かが凄い」と思い始めたのはM.バルサムが登場し、プロムの夜に二人が語り、男女の甘く美しいコーラスがかぶってくる辺りです。音楽は終始本作のグレードを高めている最大要素で、終幕の感涙必至の展開もこの甘美なBGMなくしてはあれほど劇的に感じられなかったでしょう。エンドクレジットを見ていたら「ヘンリー・マンシーニ」とあって大いに納得。話を元に戻しますが、ナタリーがブルックリンの家を出てグリニッチ・ビレッジで一人暮らしをする辺りから私も完全に本編の虜になっていました。殺伐とした感じさえあった部屋を改装し、壁にもペンキを塗ってポップな色調・インテリアになり、そしてヘラジカの頭部フェイクを持ち込んだ時に「ある出会い」をします(このヘラジカは最後にナタリーが手紙を角に引っかけて相手へ思いを伝える道具として使われていて、アイテムの一貫性として機能しまっくった見事な例です)。その後は岩を床に落としたり、他人の葬式に闖入して大金をせしめたり、鼻を整形しようとしたり…。家を飛び出た後のナタリーって本当に行動的なんですよね。それにデビットの絵のモデルになる前から「君はきれいだ」と言われていた(車の中でナタリーにそう言うメガネ君って『真夜中のカーボーイ』でジョーにオーラルセックスをしてもらって「お金がない」というあの役の人?)のですが、実際モデルになってデッサンをしてもらった彼女の顔は う つ く し い …。そう、彼女はパティ・デュークが演じていると言うこともあるのでしょうが、十分に美しいんです。それは演出上そうしていると思われ、美しくないのは彼女自身の自己評価によるものと、傷つきやすいのに終始シニカルにしかものを考えられないその性格ゆえ。ベティとスタンリーの手紙の伝達役をやっていた頃から三枚目の役割があてがわれ、フットボールで応援のトラ役をやらされてタックルまで浴びて腰まで痛めているのに「素顔をさらさなくて良かったわ」と思っている可哀想さ(彼女がトップレス・ボトムレスクラブでアルバイトするのはシャーリーの働いていたホホ・ア・ゴーゴーの影響だけでなく、ペルソナをつけていれば自分が傷つく訳でないというトラ役時代からの継承だと思われます)。そして彼女に優しさを差し伸べてくれる人達に対しても尖った態度、愛情を試すような言動をしてしまう…。でもですね、私はベティみたいに自分が皆に好かれていると疑いもしないようなタイプの女性よりも、ナタリーの様に複雑なものを抱えている女性の方が好きですね。それに彼女は実に頭の良い女性だと思います。これは単に頭脳明晰ということではなく、また世間知に富んだずる賢さとも違います。自分にも他人にも分析的で、他人からの借り物ではなく自分自身で苦吟して「ある哲学」を紡ぎ上げていくタイプの頭の良さです。あんなに振り回されて理不尽な思いもしたのにデビッドがナタリーに惹かれるのは凄くよく分かります。それは彼自身が吐露しているとおり、彼女が自分自身というものをつかもうと全霊をあげて闘うその姿に共感し、ナタリー曰く「彼を励ました=インスパイア」から。「君が必要だ」  私がこの作品のことを愛している理由が分かった気がしました。そして2000年代に私が評価した映画群も女性映画が多かったのですが、その理由も何となく分かりました。そして今もなお、最後のナタリーの言葉が私の胸に突き刺さります。私もまた、自分自身をつかもうとする人生の途上で疾走している人間なのです。本作への思いはこの字数では全く足りません。本来なら哀切で息苦しくなる展開にも成り得た本作をスコーンと抜けた陽性の爽やかな青春譚に撮り上げた監督の手腕と、緻密で機知に富んで暖かみのある原作脚本を書いた方に最大の賛辞を送ります。「幸せも不幸も結局は自分のものなの。私は別れを選んだ。例え不幸でもそれは私の不幸だわ。それでこそMe,Natalie。やっと分かったわ」

  • lov********

    5.0

    Me,Natalie

    このタイトルが全てを現してるな~。 確かこの映画は、公開されて、しばらくしてから 池袋の文芸座で見ました。二本立て、だったかな。 実は漫画で読んでたんですよね、まず。 もりたじゅん、という漫画家が、映画をコミック化したのを読み、 感動したんですよ。少女コミックかなんかの付録だったかしら? それで後日、 ちょっと大人になってから、アル・パチーノもちらっと出てるというんで 観に行った訳であります。 さえない女の子が、ある恋を通して、だんだんと自分に自信を持って生きて行く、 (あまりにカンタンな説明かしら?笑)という、今で言う”自分探し”の映画ですけど グリニッジ・ヴィレッジでの、女の子の一人暮らしの様子とか、 男性に言いよられて、びびっちゃう感じとか すっごく可愛かったなぁ~♪ パティ・デュークが本当にチャーミングでしたし ナタリーが好きになるジェームズ・ファレンティノも、西岡徳馬みたいでカッコ良かったし、 ちょい役のパチーノもいい味出してたし、 これもDVDになってないのが、本当に残念です。 皆さんに見て欲しいなぁ~♪ オススメ! (評価は高めかも……だってもう何年も見てないから、すっごく良い印象しか残ってないの)

  • eri********

    5.0

    女の子必見!60年代バンザイ!

    BSの深夜放送でみました。当時高校生だった自分のつぼに直球ダイレクトにはまりまくりでした。 ナタリーという容姿に自身のない女の子が、家を出て一人暮らしを始め、そして恋もして、成長し自分を見つけていく物語です。 自分の容姿に100%自信のある女の子なんてなかなかいないと思うので、きっと誰が観ても共感できる作品なのではないでしょうか。 物語の舞台になるのは60年代後半のニューヨークです。なんといってもナタリーのファッションや一人暮らしをする部屋のインテリアがかわいすぎます!ホンダ・カブで街を颯爽と走る姿や、アパートについている荷物用のエレベーターなどなど細かなディティールも素敵です。時代を感じます。当時一人暮らしをしたことなどもちろんなく、学校や家だけが全ての世界だった私には、グリニッジヴィレッジでのボヘミアンな一人暮らしはほんとうに刺激的で憧れの世界と映りました。 そしてやっぱり60年代の女の子にとって美人でない(男の子から相手にされない)、という事は今以上に深刻な問題だったんだな、という点でも観ていて興味深いです。 物語の進み方もサクサクとコミカルにテンポよくナタリーの一人称で語られます。ヘンリー・マンシーニの音楽も素敵です。 アル・パチーノのデビュー作という以外には大して語られることのない作品ですが、瑞々しい青春映画の秀作です。 DVD発売してほしいなぁ。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ゴールデン・グローブ第27回

女優賞(コメディ/ミュージカル)

基本情報


タイトル
ナタリーの朝

原題
ME, NATALIE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル