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夏の嵐 (1954)

LIVIA/SENSO/WANTON CONTESSA

監督
ルキノ・ヴィスコンティ
  • みたいムービー 24
  • みたログ 158

3.66 / 評価:38件

人間を 何処まで堕とす ヴィスコンティ

  • どぶねずみ さん
  • 2009年9月18日 16時47分
  • 閲覧数 849
  • 役立ち度 23
    • 総合評価
    • ★★★★★

冒頭のオペラの場面、演出の素晴らしさに痺れてしまう。

よく観ると、人物の動きが音楽と調和して不思議なリズムを産み出しているのだから。

しかもそれがさり気なく、巧みに場面に溶け込んでいるのだから。いやー凄い。

下手な監督がオペラを挿入してもただ無駄に豪華になるだけだ。

無駄に豪華になればまだいい方か。


この場面で伯爵夫人と中尉は出会う。愛と政治の邂逅。

愛と政治(打算とも呼ぶ)は即座に絶望的に絡み合ってゆく、

それが悲劇への道しるべだとも知らずに・・・

いや~堕ちるとこまで堕ちるんだこれが。



終末にかけて画面は華やかな色彩を失い、灰色や紫が大部分を締めてゆく。

物語の結末を暗示しているようでもある。

なんと緻密な演出なのだろう、官能と熱気の持続、そしてこの余韻。


これを単なるメロドラマとしか見れない人はビスコンティを観るな。(偉そ~)

当時は反ネオレアリズモと批判されたらしいけれど、
本作、イタリアがオーストラリアからの独立を果たす過程での過去を描いた、
立派なネオレアリズモなのだー☆☆☆☆☆

全くこういうテーマはビスコンティの独壇場ですな。スバラシー

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ロマンチック
  • パニック
  • 恐怖
  • 絶望的
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