何かいいことないか子猫チャン
3.5

/ 19

32%
21%
26%
11%
11%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • 山下晴代

    5.0

    コロナ時代の「おうち」でのけぞろう!

    ウディ・アレンのレビュー作にして出世作。監督はやってなくて、脚本と出演だけだが、すでにして、「フツーのオバカ映画」(そんなもんがあるのか?(笑))と違う! 知的にして、毒ももりもり、しかも、大胆! 台詞の大胆さは、いまのウディのまんま。これほどキレれば、すぐに巨匠!を実践してしまった。映画の中では、サエないストリップ劇場の裏方の青年(自身の生い立ちまんまですかね)で、眼鏡、不細工、小柄で、モテオーラなし(笑)。反対に、主役(といっても、ほんとうの主役は、若き(!)ピーター・セラーズ。この頃の毒々しさは、ピカイチ!ぜひともオスカー俳優に名をつらねてほしかったが、無冠で終わった惜しい俳優。『ピンクパンサー』は、もっと老けてからだし)、超イケメンの若きピーター・オトゥール。ファッション誌の編集長だが、モテて困る(もちろん、本人も「据え膳」を喰いまくっているのだが(笑))悩みで、セラーズのセラピーを訪れる。かわいい恋人のキャロル(若きロミー・シュナイダー(!))に結婚を迫られているし。  本作、この精神科医の城のような家の、夫婦喧嘩から始まるが、この喧嘩の台詞がすごくて、すでにアレン的。デブの妻が、「あんたゆうべはどこの女と浮気してたのよ!その人私より美人?」と問い詰めると、「どんな女だっておまえより美人だ! オレだっておまえより美人だ」と返す。ついでに、「おまえなんか、結婚した瞬間から嫌いだった!」しかし、この妻も、スラップスティックコメディーの展開のなかで、「味方」になっていく筋書きがちゃんとしている。  「ぼくって、光のかげんによってハンサムに見えるらしいんです」と悩みを打ち明ける超イケメンのオトゥールが白々しくて笑える。それを、出会う女たちがくりかえす。「あなたって、光のかげんによってハンサムに見えるのね」と。アラン・ドロンよりも品があって、ブラピより体格もいいオトゥール。真っ青な湖のような眼で、来る女来る女のかわいこちゃん(プシーキャット)をじっと見つめる。まー、よくもこれだけ美人を集めたと思えるほど、出る女出る女美人ばかり。それが、惜しげもなくキスシーン、ラブシーンをやりまくる。とくに、精神科医のセラピーに来る女たちは、特別ゲストのお色気過剰、ウルスラ・アンドレスもいて、「わたし、性の衝動が止められなくて」とオトゥールに言い寄る。一方、恋人、キャロルのロミー・シュナイダーは、両親もパリにやってきて、「はよ、結婚せいよ」とせかす。ま、いろいろテンヤワンヤはあれど、二人は、無事、パリ市役所で結婚する。めでたしめでたし……とはいかず、その受付の若き女性に、つい、オトゥールは、「What's new Pussycat?」と口走る……(笑)。  60年代だからできた、性的大胆さと行動の奔放さ! あー、そんな時代があったんだなー、と、コロナ時代の「おうち(At home)」でのけぞろうゼ!

  • タダラフィル

    5.0

    最高の娯楽映画!

    パリで一番優秀な精神分析医を自称するファスベンダー(ピーター・セラーズ)のもとに、ファッション雑誌の編集長マイケルが訪れます。彼は子供のころから女性にもてすぎて、最愛の人がいるのに今でもすぐ他の女性に深入りしてしまうのをどうにかしてほしいと相談に来たのです。  ところが、ファスベンダーも怪しげな人々に怪しげな治療法を施しており、性的に屈曲した人々は、新たに治療仲間になったマイケルにいろいろな絡み方をしてきます。  マイケルは同じアパルトマンに住むキャロルを愛しているのですが、ファスベンダーの患者の一人のルネ・ルフェーブルや、ストリーッパーのリズ・ビヤン、そのほかの女性と次々と関係を持ってしまったり、持ちそうになるのです。  一方、マイケルの友達ヴィクター(ウディ・アレン)はキャロルに恋しているのですが、かなわぬ恋であり、一人自分の誕生日を祝うためにやってきた港で(そこで食事をするのです)ファスベンダーに出会い、女性にもてるためには二人乗りのスポーツカーを買えばいいと勧められます。  キャロルと結婚すると言いながらもまだ女性に興味があるマイケル、ファスベンダー、ファスベンダーの妻でバイキングのような女性、ルフェーブル、リズ、空から降ってきた女性、そしてキャロルの両親、さらにルネ・ルフェーブルの夫や恋人などが一軒のホテルに集まって大騒ぎとなります。そこにキャロルもやってきて・・・。  音楽はバート・バカラックです。なにしろバカラックの音楽が満載!脚本は若き日のウディ・アレン。  もう最高の映画です。

  • kuz********

    4.0

    007/カジノロワイヤル(1967)の前兆

    プロデューサーが同じCフェルドマンだし、出演俳優も近い。 今はこんなおバカなコメディ映画ってほとんど作られないから なんだか寂しい。 理屈ぬきに楽しもうとする映画がもつと多くていい。 カーチェイスも楽しいし。

1 ページ/1 ページ中