作品レビュー(7件)
- ししゃも
1.0点
ジッパ・ディ・ドゥー・ダーの歌は可愛くて素敵ですね♪ ただ、背景にある黒人差別は、確かに強烈な違和感を感じますね。 黒人差別なんて感じないよ…って意見も散見されますが、 例えばハリウッドが1945年に広島でアメリカ人と日本人が仲良く暮らしていました…って映画作ったらどう思いますか? そんなのありえない!被爆者達はどうなる! ってなりませんか? この映画が問題視されているのって、そういう歴史をまるっと無視しているからだと思うんですよ。 現在も南部なんて未だに…の地域です。 そりゃあ、当事者は観たくないと思うのは当たり前だと思うし、封印されるのは仕方ないと思います。 撮影当時、黒人俳優達はどんな想いだったでしょうね。 繰り返しますけど、歌は素敵なんですけどね…。
- S.I
3.0点
ジッパディドゥーダー♪で有名な映画。 なるほど家族愛を描いた良作です。音楽も満点だし実写とアニメのコラボもディズニーならでは。アカデミー賞も納得。 でも奴隷制度の南部という時代背景は、現代ではとてもデリケート。 ディズニー自身がもともと白人至上主義者で「わんわん物語」や「ピーターパン」などもやり玉に挙がっている。 これはその極めつけとも言えるのでお蔵入りもやむを得ないのかも。 それとは関係ないが主役の男の子も不幸な人生を歩むし、いわくつきの映画と言える。
- nap********
5.0点
本作は黒人のリーマスおじさんと白人のお坊っちゃまジョニーの心暖まる交流を描いた作品である。アニメと実写が上手く融合していて流石ディズニー。 黒人のリーマスおじさんはお話を聞かせるのが上手。父親がアトランタにいて寂しい気持ちを持て余してるジョニーはリーマスおじさんの語る物語に夢中になるのだった。ウサギどんは身体は小さいが頭を使ってキツネくんクマくんの策略を退ける。ウサギどんはジョニーに生き方の教訓を与えてくれる大事な先生なのだ。この作品は当時の黒人奴隷とお屋敷のお坊っちゃまが仲良しなんてあり得ないと黒人委員会の不評を買ったらしい。あるべき筈の差別を描かなかったという理由で歴史観を歪める作品だと問題視されてDVD化はされていない非常にレアな作品である。見ていてとても楽しい映画だから残念。音楽も一度聞いたら口ずさみたくなる。個人的には残して欲しいけどなぁ。お屋敷の坊っちゃんは子どもだ。まだ差別感のない子どもにとってリーマスおじさんの肌の色が黒だろうと白だろうと関係ないのだ。子ども達にとってリーマスおじさんはとっておきのお話をしてくれる楽しい人なんだから。白人の子どもが黒人奴隷のおじさんと仲良くしてる例は本当に無かったんだろうか?
- おおぶね
5.0点
スプラッシュマウンテンに行くと、南部の唄の曲がいくつか流れているし、キャラクターもそのままである。 ところが、この作品は黒人差別の疑いがあるというので、ディズニーも発売していない。1990年当時まではLDも出ていたが、全く上映されなくなった。 歌もいいし、お話もいい。もともとは「リーマスおじさんの昔話」というもので、南部にあった伝説集なのだ。だから、ウサギの話もアフリカに全く同じ話があったりする。 同じ理由で「風と共に去りぬ」も上映されることが少なくなっているというが、残念だ。 今の日本のように「現在から観ると差別などを疑わせる部分もあるかと思いますが、原作を尊重して」みたいに上映できないものか。
- roc********
5.0点
ディズニーランドのスプラッシュマウンテンの原作映画。 映画の中でリーマスおじさんが、子供たちに語るウサギくんの話が、アトラクションになっている。 メリーポピンズと同じ、実写とアニメの合成はとても素晴らしくまったく違和感がない。 よく語られる、アメリカ西部や東部の話ではなく、南部の話であり当時の世相がよく描かれている。 後に、人権問題騒動によりディズニーは、上演も作品化もしないと宣言した幻の名作。 この作品の最後は、ビデオの日本語吹き替え版だと聞いたことがある。 今では、人権問題に触れるような映画では無いと言われているだけに、DVD化してほしい名作だ。 探せば、中古のビデオが今でも手に入るのだが…。 アトラクションに乗る前に、この映画を観るとスプラッシュマウンテンがより楽しめる
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第20回