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虹を掴む男

虹を掴む男

THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY

110

fg9********

5.0

ダニー・ケイのコメディアンたる真骨頂

 …1947年の作品だから、今からもう70年前の作品だ。  本作品のリメイクが『LIFE!』らしいので、本作から先に観てみる。  …あらすじは、解説のとおり。  原題は『The Secret Life of Walter Mitty』で、そのウォルター・ミッティを『谷啓』が芸名としてもじったダニー・ケイが演じている。  ウォルターは出版社の校正係だったが、仕事中であろうと運転する車が赤信号で止まっていようが、瞬くうちに夢想の世界に嵌まり込んでしまう。  天才外科医になってみたり、空軍の撃墜王になってみたりしちゃうのだ。  その空想の中で、『音楽の教授の物真似をやってくれよ』とせがまれて、どんな物真似が繰り出されるのか観続けていると、これがまぁ~凄いのなんの!  映像の中に吸い込まれそうになるほどの圧巻のパフォーマンスだった。  その前のシーンの、早口スキャットソングにもびっくらこいた。  コメディものはあまり得手ではなかったのでダニー・ケイとは初めて接するが、昨今のおバカで下品で悪ノリコメディとは一線を画し、明るくて品のある嫌らしさを微塵も感じさせない、ダニー・ケイの本物のコメディアンたる真骨頂を見せ付けられた作品だった。  おっと!ストーリーを書くのをまったく忘れていた。  それほどまでに、ダニー・ケイの演技は名人芸だったという訳だ。

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