虹を掴む男

THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY

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虹を掴む男
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)


  • fg9********

    5.0

    ダニー・ケイのコメディアンたる真骨頂

     …1947年の作品だから、今からもう70年前の作品だ。  本作品のリメイクが『LIFE!』らしいので、本作から先に観てみる。  …あらすじは、解説のとおり。  原題は『The Secret Life of Walter Mitty』で、そのウォルター・ミッティを『谷啓』が芸名としてもじったダニー・ケイが演じている。  ウォルターは出版社の校正係だったが、仕事中であろうと運転する車が赤信号で止まっていようが、瞬くうちに夢想の世界に嵌まり込んでしまう。  天才外科医になってみたり、空軍の撃墜王になってみたりしちゃうのだ。  その空想の中で、『音楽の教授の物真似をやってくれよ』とせがまれて、どんな物真似が繰り出されるのか観続けていると、これがまぁ~凄いのなんの!  映像の中に吸い込まれそうになるほどの圧巻のパフォーマンスだった。  その前のシーンの、早口スキャットソングにもびっくらこいた。  コメディものはあまり得手ではなかったのでダニー・ケイとは初めて接するが、昨今のおバカで下品で悪ノリコメディとは一線を画し、明るくて品のある嫌らしさを微塵も感じさせない、ダニー・ケイの本物のコメディアンたる真骨頂を見せ付けられた作品だった。  おっと!ストーリーを書くのをまったく忘れていた。  それほどまでに、ダニー・ケイの演技は名人芸だったという訳だ。

  • myb********

    4.0

    空想家、事件に巻き込まれる

    「LIFE」の元ネタになった1947年の映画、 1940年代のリアルなアメリカが実感できて めっちゃ古い作品なのに逆に新鮮な感覚、 出版社に勤めるウォルターは雑誌のネタを考える 職業病で極端な空想癖のある男子、 列車で美女と出会ってから殺人事件に巻き込まれて、 王立博物館の所蔵物の隠し場所を記した 黒い手帳を巡って謎の男たちに追われるように・・・ 男たちに妄想だって思いこまされようとしてるのか、 美女や男たちの話がだんだん現実か空想なのかの 区別もつかなくなって、精神科医に診てもらうはめに。 どこかで見たようなお話、でも間違いなくこっちの ほうが古いのでこの物語のほうがオリジナルのはず、 O・ヘップバーンさんの「シャレード」は本作に 脚色を加えて少し違うオチにした感じでしょうか。 オシャレでシリアスな「シャレード」とは違って こちらは吉本新喜劇風、 でもってときどきミュージカルみたいな。 主演のダニー・ケイさんは谷啓さんが憧れて 芸名の元にした有名なコメディ俳優さんだそうで、 70年近く前の映画だって言うのに想像をかなり 上回るレベルの面白さでめっちゃ笑えました。 原題は「The Secret Life Of Walter Mitty」 =「ウォルター・ミティのヒミツの生活」で、 2013年版「LIFE」も原題は同じ、 邦題の「虹を掴む男」っていうのはたぶん 空想癖のあるウォルターのことをシャレて 表現したつもりでしょうけど、映画を観終わったあとで 考えてみてもしっくり来ない感じがします。

  • tos********

    3.0

    LIFEと比べて

    「LIFE!」のオリジナル版になります。原題は同じですが、邦題はまるっきり違います。内容も共通点は、出版社に勤める無想がちな主人公というところだけ。LIFEはアドベンチャーコメディ、この映画はサスペンスコメディ、少しミュージカル?とずいぶん違います。こちらの方が笑えるけど、LIFEの方が好きです。  ダニー・ケイの映画は初めてですが、全くそうでないような気がするのは、この人が日本のコメディにたくさんの影響を与えたためでしょうか。  これが、終戦後2年の映画なのか。

  • いやよセブン

    4.0

    日本の喜劇の教科書

    ダニー・ケイは空想家で、いつもヒーローになり、美女のヴァージニア・メイヨと一緒だ。 ある日、夢に出てくる美女が現実に目の前に現れ、助けてくれという。 空想と現実の境界が曖昧になり・・・。 「男はつらいよ」のプロローグの原典だが、ダニー・ケイが日本のコメディアンに大きな影響を与えたことがよくわかる。

  • hir********

    5.0

    ダニー・ケイと言えば、コレ。

    コレ、DVD出てるんだね、石丸行った時、見て来よう。もう1回観たい。 だって、すげー面白かった記憶だけがあるんだもん。 とにかく驚いた、1947年の作品なのに、全然色褪せて無いの。 こんにちのアメリカン・コメディのスタイルそのものが、ここには在る。 楽しくて、ちょっとオイロケあって、観た後、元気が出る。 今観ても、ギャグの連発に笑えるって事は、凄いよ。やっぱり「芸」なんだね。 ダニー・ケイは、「ファイブ・ペニー」や「ホワイト・クリスマス」で知ってたけど こんなに面白いとは・・この作品で知った。 えらい芸達者だし、品があるし、嫌味が全く無い・・ やっぱり、人柄って、「芸」に出るよね。 この人の「あったかい感じ」・・好きだなぁ・・・ ラストのドンデン返しも、「バカヤロー!」そのもので、俺は好き。大傑作!!

  • ves********

    4.0

    ダニー・ケイって、凄いーッ!

    夢想癖のある青年が、ひょんなことから宝石のありかをめぐる事件に巻き込まれるコメディ。 青年ウォルター・ミッティをダニー・ケイが演じる、明るく、楽しく、幸福な正調コメディです。 制作は1947年、この時期の米コメディ映画にはあまり縁がなかったけど またもや食わず嫌い解消、新鮮。 原題『The Secret Life of Walter Mitty』。 ――ウォルター・ミッティの秘密の生活。 ヒマさえ有れば妄想三昧、赤信号で停車中だろうが夢見てしまうウォルターの秘密とは。 天才外科医になったり、エースパイロットになったり、 色男のギャンブラーになったりする彼の脳内パラダイスのことであり、 そして、現実世界でまきこまれている宝石事件(こっちは家庭や職場にナイショ)のことである。 いやー、ダニー・ケイがこれほど面白かったとは。 谷啓がダニー・ケイをもじって芸名にした話は有名だが、 当の本人について何も知らなかった。 スキャットのマシンガンのように早口で繰り出す歌の凄いこと、 空軍の撃墜王になる妄想シーンで、「音楽の教授のモノマネをやってくれよ」とせがまれて 突如として始まるパフォーマンスに呆然。 ん? え? あああ? えー凄い! と、あれよで引き込まれてしまった。 うん、確かに物語の本筋とはほぼ関係ない(笑)が、スゴかった。もう、天才という他ないですね。 物語は人のいいウォルターが、オランダの財宝を記した黒手帳と、 美女をめぐって、大騒ぎの大冒険となるのだが、これが意外とワクワク。 ポンと付けたようなエンディングも、逆になんだか楽しくなっちゃう。 ******* テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』は公開時に 「ウォルター・ミッティがカフカに出会ったような作品」 という映画評がされたことがあった。 ギリアムは「それは言えてるねぇ。」 とインタビューに答えていたのを読んだ記憶が有る。(うろおぼえ) 夢想癖のある青年が、現実で夢に見た美女と出会うところまでは、まさにギリアムの『ブラジル』だ。 逆らえない母親に、妙ちくりんなムスメと婚約させられそうになるところも、 彼を頼りにしてるんだか、食い物にしてるんだかわからない上司の存在も似ている。 『ブラジル』のノスタルジックなセットが、『虹を掴む男』の(こっちは時代的にリアル)セットとだぶる。 ただしその後のストーリーは天国と地獄のような差があるが。 (『ブラジル』が「地獄」だったのかどうかは、個人差だけどね。) 『虹を掴む男』は明るく幸せな『ブラジル』。 本作を観てから『ブラジル』の主人公サムを思うと、 まさにウォルター・ミッティ・ミーツ・カフカな気持ちになれます。

  • fbx********

    3.0

    谷啓の芸名のルーツ

    あのガチョーンでお馴染み谷啓。彼はダニー・ケイから芸名を取ったのは 有名な話。 しかし、ダニー・ケイ、コメディアンとはいえめちゃ男前。 この映画も中々面白い。 ただ、彼は「五つの銅貨」などのシリアスな役所もこなす。 器用貧乏にならないところがいい。

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