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2001年宇宙の旅 (1968)

2001: A SPACE ODYSSEY

監督
スタンリー・キューブリック
  • みたいムービー 456
  • みたログ 5,018

4.02 / 評価:1,861件

西洋的宗教観

  • toy***** さん
  • 2018年11月23日 8時07分
  • 閲覧数 894
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

モノリスという物体の象徴性。
直方体であり石板という所が西洋らしい発想だなと。西洋文化において人類に生きる指針を示した重要物としての十戒石板、聖書、そのようなものを思い出してしまいました。猿がモノリスに触る行為、これは人が聖書を読んで指針を得る行為にも通じるなと。

屹立する突起物ということで、リンガ信仰を想起させます。やはり父性の宗教観と文明だなと。日本だとこの象徴性を表すのに石板を持ち出さないんじゃないですかね。田畑や森林、しかもそれらに直接的な象徴性は持たせず、人間に耕させて暗に重要性を語らせる手法をとるのでは。この映画を通じてずっと頭にあったのは、キリスト教的人類史観、文明観のようなもの。

月にモノリス。月は地球上における潮の満ち引き、つまり生命が成り立つためのコントロール機関とも言えるもの。月の人工性もオカルトの世界ではずっと言われていることです。そのことを暗に示すために制作されたとするなら、ちょっと政治の手も入っていたのかなと。月に関する秘密は今後明かされるとも言われますが。

第一幕…猿人が骨を道具として使い始めるようになったこと。
第二幕…骨が転じて宇宙船となり完全無欠のコンピューターとなり、しかしコンピューターにすんでのところで支配されそうになったこと。
第三幕…十全な智慧と魂への到達。その輪廻を司る宇宙、と捉えましたが。

進化を遂げるということが、心を深めるというより一層高度なコンピューターになるという想起を得ました。もう少し地球上と接点を持たせて自然と関わる様子がほしかったなあと。スターチャイルドは唯一の創造神を想起させ、陰陽や陽の恵み地の恵みという想起はなかなかしにくかった。

演出的には静による緊張感に大いに引き付けられました。驚き。現代において非常に新鮮でした。時間が経つのがあっという間。

当時としてはテーマは最先端だったのでしょうが、今となっては使い古された感があるか。しかしその後のSF作品の基礎として、永遠に輝きを放つのでしょう。映像表現は当時よくあそこまでやったなと。これは素晴らしいと思いました。

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