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2001年宇宙の旅 (1968)

2001: A SPACE ODYSSEY

監督
スタンリー・キューブリック
  • みたいムービー 464
  • みたログ 5,054

4.02 / 評価:1,889件

エンターテイメント作品ではない事に注意

  • bfx***** さん
  • 2020年2月19日 14時13分
  • 閲覧数 780
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品はそもそも、観客を楽しませ熱狂させるような芝居や物語のある映画ではありません。
どちらかと言えば、映像アート作品に近いです。
また、当時だからこそ凄かったタイプの昔の映画なのか、現在においても凄いと言えるタイプの昔の映画なのかと言われると、どちらかと言えば前者です。
以上を理解しておかないと、「こんなの何が面白いの?何でこんな評価高いの?なんか退屈なんだけど!」となって当然です。
同じジャンルとされているとは言え、インターステラーやスターウォーズと同じ基準で比較するべき物ではありません。

キューブリック監督は、原作ではもう少し論理的な説明が付いてる部分もあえて削ったそうですが、それは不可解な映像表現によって観客が千差万別の解釈を出来るようにする事に芸術性を見出したからでしょう。
なので、こちらも自分勝手に各シーンを解釈して「あれはこういう意味だったんじゃないか」と考えてしまって良いのだと思います。
他のレビュアーさんが書かれていた「分からなさを楽しむ」というのは、まさにその通りです。

そして、この映画と似たような物を現在の映像技術を駆使して作ったとしたら、それは恐らく当時よりははるかに簡単に出来ます。
この映画の何が凄いかって、公開が1968年である事です。
1968年公開という事は、ベトナム戦争と同じくらいの時代に作られているわけで、インターネットどころかパソコンも普及しておらず、ファミコンも開発されておらず、CDも無く、人類はようやく宇宙に出れたくらいで、宇宙から見た地球がどんな色をしているのかも分からなかった時代の作品なのです。
カメラの映し方を工夫したり模型や手書きアニメーションをせっせと作ったりして、未来の宇宙や不思議な世界観を映像化するのは至難の業だった事でしょう。
そして出来上がった作品を見て、後世の名映画監督達はみんな面食らい影響され、そして自分もいつかきっとこういう歴史に残る映画を作るぞと決意していったわけです。
その功績は計り知れないものです。

個人的には、宇宙のシーンにおける各構造物が全部手作りの模型だと思うとハイクオリティなプラモを鑑賞しているようで楽しかったですし、屋内シーンのインテリアとかコンソールの形とか見て「当時の未来のイメージってこんな感じだったのね」とか思ったりして、見どころはやはり多かったと思います。
まぁだからと言って、私もこの映画の公開より後に生まれた人間なので、何回も繰り返し観る気にはならないですけども。

詳細評価

物語
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音楽

イメージワード

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  • 不思議
  • 知的
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