50年以上前の凄い映画
- tak***** さん
- 2020年11月7日 17時12分
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公開当時は、高い料金のシネラマで、21世紀の未来の映像を観れただけでも大感動であって、ストーリーの謎もあわせて話題になった。
日本ではコンピューターという言葉も一般的でなく、電子頭脳と呼んでいた。
パソコンやインターネットなどまだ世の中にまったくなく、この映画に出てくる液晶風のタブレットやモニターのワイヤーフレーム画像も、未来の予想から映像化されたものだ。CG技術もない時代によく造ったものだと思う。
2018年に出版の「2001キューブリック・クラーク」を読んで、あらためて映画を鑑賞。
で、今回凄いと思ったのは人類の夜明け。特殊メイクでは「猿の惑星」が話題になったが、圧倒的に「2001」の猿人が優れている。豹に襲われるシーンは実際に猿人の演技者を豹に襲わせて、キューブリックはゲージの中で指示を出したとのことだ。今考えると無茶苦茶だ。キューブリックも内心では豹の人身事故で製作が中止になる可能性を恐れていた様子だ。
ともあれ、天才監督の過剰な要求にスタッフはホントに悩まされて、いろいろ時間と金を使って、2年も完成が遅れた。で、挙句にこの天才はせっかく苦労して造った映像をバシバシ切り捨てて、わけの解らない映画に編集して完成させた。
で、50年以上たった今でも本が出版されるほどの映画史に残る名作になった。
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