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2000人の狂人

2000人の狂人

TWO THOUSAND MANIACS!/2000 MANIACS

88

bakeneko

5.0

ネタバレ百年経ったらお祭りだ!

“スプラッター映画のゴッドファーザー” ことハーシェル・ゴードン・ルイスの最高傑作で、アトランタへ行く途中で南部の知らない街に迷い込まされた北部人6人が体験する“不条理スプラッター”の恐怖をブラックユーモアのレベルまでエスカレートした殺戮祝祭で見せて、観客を異次元空間に連れて行ってくれます。 道路標識を変えて誘い込んだ北部人を“百年祭”の主賓として大歓迎する2000人の町民の意図は…という不条理スプラッターサスペンスで、 「悪魔のいけにえ」、「悪魔の追跡」といった “アメリカの田舎町は恐い”映画や、 「ホステル」の様に“旅行者が捕まってえらい目にあう”作品、 「食人族」「グリーン・レクイエム」などの“常識が違う人種に捕らわれる”映画、 「ザ・フォッグ」や「魔鬼雨」といった過去に怨念を持って死んだ者達の復讐譚、 「ウィッカーマン」の“余所者生贄”話、 「ザ・チャイルド」の“白日下の無邪気な凶行”の不条理劇、 「ファニーゲーム」の遊戯殺人 …と多くの影響作を生み出しています(本映画ソフトの日本でのDVDタイトルは『マニアック2000』)。 1964年の映画ですので、残酷描写も現在の感覚では大人しいものですが、物語の核となっている“能天気な住民達が異様に高いテンションで生贄を愉しそうに殺戮する”シチュエーションが生み出す“歪んだ感覚”は、観客を常識の外に引き回してくれますし、元々が田舎者の町民のボンクラ青年達の暢気さでも笑わせてくれますよ!(シャーリー・ジャクスンの異色短編『くじ』あたりが元ネタかな?) ねたばれ? 1、住民達は“次は100年後だな~周りはどうなっていることか!”なんていっていますが、50年後に繰り上げて“150周年のお祭り”を行ったのが、リメイク?である「2001人の狂宴」で、この作品は2001年に創られています。町長に「エルム街の悪夢」のフレディーことロバート・イングランドが扮してハイテンションを見せてくれる作品で、前作の失敗から学んだ街民達は今度はエンディングを見事に?決めています♡ 2、車や電話といった20世紀の文化を平気で使いこなすなんて(服装もモダンだし…)どこで勉強していたんだ? 3、あれっぽっちじゃあ全員に肉が行き渡らないと思う(ごめんなさい)。 4、”殴ったら気絶する&底なし沼に沈む”幽霊って珍しいなあ~

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