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尼僧物語 (1959)

THE NUN'S STORY

監督
フレッド・ジンネマン
  • みたいムービー 28
  • みたログ 319

4.25 / 評価:64件

美し過ぎない? 立派過ぎない?

  • 百兵映 さん
  • 2015年1月17日 17時09分
  • 閲覧数 873
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

本当は重苦しい内容なのですが、気持ちのいい映画に仕上げてありました。それは主演の女優さんの功績でしょうか、監督さんの力量でしょうか。

 信仰の人生と生々しい実生活との葛藤劇ですが、この結果に共感を覚えます。こういう決断に至るまでの経緯が過不足なく活写されていますが、観る側の勝手で言わせていただくと、もう少し薄汚れた実生活を加えてもいいのか、と思います。

 葛藤が、(神も人も)どちらも正し過ぎるので、有無を言わせぬ説得性があります。余りにも高潔?な修道院に対峙するのは必ずしも上等な社会思想ばかりではないはず。私欲であったり怠慢・傲慢であったりしても、教会・修道院に盾突くことがあろうし、受け入れられるべきだろうと思います。そういう寛容な庶民の末寺があれば、私はそういうところに入門したいです。

 この修道院が、この主演女優に限らず美人揃いにしてあることで、門外からは余計な先入観を誘いそうです。これがオードリー嬢とは別の配役であったら果たして人気度・好感度を獲得できたでしょうか。オードリーは間違いなく名優だと思います。ただ、彼女の魅力だけに頼ったり目が行ったりしていたのでは、天国と世俗という本来のテーマがボケてしまう、って思っただけです。

 私は、彼女でない普通の女優さんの配役であっても、いい映画だと思います。カトリック修道院でなくてもいい映画だと思います。また、この尼僧が修道院から離れたからと言って天罰を下すような神様でもないと思います。

 なぁに、立派過ぎる人や美し過ぎる人には怖さが先立って親しみを感じられないという、小心な老人のぼやきです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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