日曜日が待ち遠しい!

VIVEMENT DIMANCHE!/CONFIDENTIALLY YOURS

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日曜日が待ち遠しい!
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(13件)

コミカル11.7%楽しい11.7%セクシー10.0%勇敢8.3%知的8.3%

  • kin********

    3.0

    ヒッチコックへの敬意?

    モノクロでサスペンス映画ということは、ヒッチコックへのオマージュ。しかし、トリュフォーが作るのだから、猿真似にするわけにはいかない。そこで色々苦心して、殺人事件の謎解きをユーモラスに進行していく。その狙いはさすがトリュフォーといったシーンもありますが、やっぱり本家には敵わず、と思います。トランティニャンは、コミカルとシリアスを絶妙に塩梅する狙いに合わないと思いました。

  • hsa********

    5.0

    傑作

    遺作を白黒で撮る映画監督というだけで、映画史は震える。 エンディングの子供達の足がレンズフードをあっちへ蹴りこっちへ蹴りするカットに涙が溢れる。 足フェチだからではない。子供達の元気を表しているからでもない。ほぼ唐突にあらわれる足たちが映画をむき出しにするからだ。ヒッチコックの遺作、ファミリープロットのエンディングと同じように、観客にサヨナラを言っているからだ。カメラフードを蹴る子供達の足たちが、手を振っているように見えるからだ。 大人は判ってくれない、のエンディングでコンニチワしたトリュフォーは遺作でサヨナラする律儀な映画作家なのだ。 本来、ルノワール、ロッセリーニの路線で語られるべき作家だと思うが、この作品はホークス、ヒッチコックの路線で、始めて成功した作品だと思う。その事の意味は途方もなく大きいのだが、未だに日本ではホークス、ヒッチコック路線で成功した作品がないことでわかると思う。ホークス、ヒッチコック路線は実は途方もなく高い壁なのだ。

  • ********

    5.0

    演じることと恋

    1982年。フランソワ・トリュフォー監督。南仏ニースの近くの小さな町で不動産会社の秘書として働く勝気な女性は、社長といがみ合った末にクビに。ところが、二つの殺人事件で疑われた社長に頼まれたことをきっかけに自ら積極的に殺人事件を調べ始めていき、、、という話。犯罪を解明する行動的な女と、ああだこうだ指示するだけの男というのは、ヒッチコック「裏窓」的。 社長への疑惑が次々にわいてくる展開と、殺人とは無関係な思わせぶりな出来事の数々(競馬、売春組織、脅迫電話)。真相解明を求めているようで、明らかにその過程の出来事を楽しんでいる映画。伏線などはみじんもないので、例えば、最終盤、秘書が社長に「愛しているのがわからないの」と言う時、見ているこっちも「そうだったの」と驚いてしまう。たぶん、言った本人も驚いているだろう。隠されていた真実の恋が明らかになったのではなく、そう表現することであたかも初めからそうだったかのように恋ごろろが現れているからだ。表現が先で感情は後。まるで演技のように。 探偵のまねごとをするうちに真相が気になってしまうわけだし、恋人のふりをしてキスするうちに本当に好きになってしまうのだ。彼女がアマチュアの劇団員であることには深い意味がある。犯罪映画を軽快に撮ってしまう、トリュフォー監督の実り豊かな遺作。

  • Kurosawapapa

    4.0

    トリュフォーが名残惜しい!:まとめ付

    この映画は、フランソワ・トリュフォー監督の遺作となったサスペンスドラマ(1982年)。 トリュフォーが得意とするアメリカの犯罪ミステリー小説の映画化で、 原作は、チャールズ・ウィリアムズの小説「土曜を逃げろ」。 ファニー・アルダン演じる不動産屋の女性秘書が、連続殺人の容疑をかけられた 愛する社長(ジャン=ルイ・トランティニャン)を救うために奔走する。 トリュフォーは、デビューから10本ほどモノクロ映画を作り、その後はずっとカラーだったが、本作でモノクロに戻した。 フィルム・ノワールを意識したのだと思われるが、 トリュフォーいわく、 「 カラーよりも白黒の方が、ずっと映画の深みや美しさを表現できる 」と、 溝口健二監督と似た見解を示しているのが興味深い。 本作はミステリーといっても、全体のトーンは軽快なタッチ。 ヒロインを演じたファニー・アルダンは、勇ましく、はつらつと演じている。 女が、追われる男をかくまい助けようとするのは、トリュフォーの「終電車」と同じ。 男より女の方が大胆で力強いのは、トリュフォー映画の特徴。 そして、女性が歩くシーンや脚線美を魅せるのは、トリュフォーならではのフェティシズム。 「女は魔物」という言葉は、トリュフォー映画に何度も登場するし、 子供たちを写し出したラストも、実にトリュフォーらしい。 子犬と歩くオープニングと ラストで流れるジョルジュ・ドリュリューの軽やかな調べも、 心を和ませてくれる。 ジョルジュ・ドリュリューは、トリュフォーの作品のうち11作品も音楽を担当した。 また、本作で面白いのは、 ワンシーンしか登場しない人物(ブラジャーを落とす男)がいたり、 脈絡の無いシーン(ペットショップ)があること。 ストーリーに直接関係無い部分まで、見る側を楽しませようとするのが、 トリュフォーの自由奔放なコンセプト。 この映画は、犯罪劇としてのディテールよりも、映画全体の雰囲気を味わうべく作品。 トリュフォーらしさが満ち溢れているだけで、つい頬が弛んでしまう。 トリュフォーを知るほどに楽しめる本作を 遺作と呼ぶのは、実に惜しい。 トリュフォーの “永遠の茶目っ気” と “飽くなき冒険心” 。 「 見る側も、自由な感性で楽しめばいいのさ! 」と、 いつまでもトリュフォーが教えてくれているような気がします☆ (Francois Truffaut:No20/20 ) 今作の監督キーワード:「感性の喚起」 === フランソワ・トリュフォー監督作品レビュー・まとめ === ヌーヴェルヴァーグの旗手と言われたトリュフォー。 ロケ撮と即興を多用したトリュフォー映画は、自由奔放で、思いがけない映像の連続です。 主人公への自己投影によって自由と孤独を謳い上げた前人未到のアントワーヌ・シリ−ズをはじめ、ヒッチコック・タッチを多用したサスペンス、SF、軽快なコメディまで、幅広いジャンルに渡り名作を生み出してきました。 そんな中、彼がテーマとしたのは “愛” そして “子供”  。 トリュフォー映画には、情熱的な女、哀しき男たち、未来に向かう子供たちが 沢山登場します。 そして、愛をテーマとした時、 どこか情けなく存在感の薄い男たちに対し、 女たちは、自由で、欲深く、移り気で、突然炎のごとく燃え上がる! 脚、ストッキング、ハイヒール、、、 フェティシズムとともに映し出されるトリュフォー映画の女優たちは皆美しく、 女はいつも男を驚かせ、男はそんな女に魅了されてばかり。 また、ヌーヴェルヴァーグだけではない、 時には、堅実な構成に基づいた本格派としての底力も発揮。 過去の映画や本、古典など、多くを引用、舞台劇を演出する一面も見せ、 トリュフォーが作り出す映画は、体系の無い秀でた芸術と言っていいと思います。 悲喜こもごもの人生を重く描くのではなく、流れるように映像化するトリュフォー。 まさに、天衣無縫、自由闊達。 トリュフォーが生み出したフィルムの中では、 登場人物の “感情” が、振動計のように 次から次へと飛び跳ねます! 映画への 愛 と 情熱 に満ちた作品の数々。 見る度に好きになっていくトリュフォー映画。 新たな映画の魅力を、また1つ、 教わった気がしました☆

  • 一人旅

    3.0

    トリュフォーの遺作

    フランソワ・トリュフォー監督作。 不動産会社に勤める女性が殺人事件の犯人を突き止めるため奮闘する姿を描くミステリー。 80年代の映画だけどモノクロで撮影されていて、雰囲気は50年代のフィルムノワールのよう。 物語は先が読めない展開になっており、犯人と思しき怪しい人物も複数登場する。その上、引っ掛けのような演出も用意されているので最後まで気が抜けない。 ミステリーだけでなくラブロマンスもある。 不動産会社を経営するベルセル(ジャン=ルイ・トランティニャン)と彼の秘書ベッケル(ファニー・アルダン)の恋の行方だ。 距離のあるドライな関係から、徐々に惹かれ合っていく様も、大味な大恋愛というわけでもなく、“いつの間にかお互いに”風でサラッとしていてあくどさが無いのだ。ロマンスがミステリーを邪魔していないから良い。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
日曜日が待ち遠しい!

原題
VIVEMENT DIMANCHE!/CONFIDENTIALLY YOURS

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル